★掲載画像について★
このブログに掲載されている 画像の転載を禁じます。
カテゴリ
全体 香港映画 あ行 香港映画 か行 香港映画 さ行 香港映画 た行 香港映画 な行 香港映画 は行 香港映画 ま行 香港映画 や行 香港映画 ら行 香港映画 わ行 台湾映画 中国映画 韓国映画 タイ映画 シンガポール映画 インド映画 合作映画 その他映画 香港ドラマ 香港よもやま話 香港映画雑記 ごあいさつ 年間ベスト10 未分類 以前の記事
記事ランキング
タグ
劇場鑑賞(425)
DVD・VCD・ビデオ(144) さ行(113) か行(102) あ行(101) は行(95) た行(86) スカパー(43) ら行(40) ま行(34) な行(16) わ行(14) や行(10) 最新のトラックバック
ブログジャンル
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
画像一覧
|
(※ちょっとネタバレ) ものすごい熱量に圧倒される。 最初は息子の不祥事で政治家としての人生の危機に直面するミョンフェ (ハン・ソッキュ)に感情移入する。 しかし次第に彼の人間としての本質が浮き彫りにされてくると同時に ミョンフェの息子に自分の息子の命を奪われたジュンシク(ソル・ギョング)に 気持ちが寄り添う形になっていく。 どちらも言うまでもなく上手い俳優なので人間のずるさや弱さや怖さを 存分に演じていて文句なし。 しかしそんな2人以上に強烈なのがジュンシクの息子の新妻であり 事件以来姿をくらますリョナを演じるチョン・ウヒの存在。 いやもうあの上目遣いに人を見る見開いた目が怖すぎてトラウマになりそう。 彼女は死んだのか生きているのか? 普通に考えれば死ぬ気があるはずがなくやはりどこかで生きているのだろうか。 傷を負ったついでに顔を変えてどこかで何食わぬ顔で生活していそうだ。 このリョナを演じたチョン・ウヒは「サニー永遠の仲間たち」で素行が悪く グループから追い出されてしまったイ・サンミを演じていたという。 あの役も強烈に印象に残る役だった。 ジュンシクという男が私にはよくわからなかった。 最初は亡くなった息子の子供を身ごもってくれているのだからリョナを 必死で探し何から何まで手厚く面倒を見るのも納得だったが お腹の子が息子の子ではないと知っていたとなると「じゃあなぜ・・・?」と 疑問が一気に湧き上がる。 精神的には子供だった息子の嫁になってくれたことだけで感謝していたのか あるいはリョナの素性を見抜いていて彼女をうまく操ることで ミョンフェに復讐をしたのか。 もう1度鑑賞すれば数ある伏線から新たな真実が見つかるかもしれない。 しかしこの作品をもう1度鑑賞する勇気も体力も今の私にはないなぁ。 #
by sabunorihk
| 2020-12-02 21:21
| 韓国映画
暗数とは実際の数量と統計上扱われる数量との差。 主に犯罪統計において警察などの公的機関が認知している 犯罪の件数との差を示す。 殺人と認知されず単なる行方不明と扱われている隠れた殺人が この世にはどれだけ存在するのだろう。 犯罪者というのは心のどこかに自分の成し遂げた犯罪を 知らしめたいという気持ちがあるのだろうか。 7人を殺したと告白するカン・テオをチュ・ジフンが好演。 そのテオの手のひらで転がされるかの如く振り回される キム・ヒョンミン刑事(キム・ユンソク)の誠実さも良い。 実話ベースなので仕方ないのだが・・・ ラストのテオの落とし前のつけ方が気に入らない。 ズルいよ、テオ。 暗数殺人 オフィシャルサイト #
by sabunorihk
| 2020-12-01 21:11
| 韓国映画
スタイリッシュでサスペンスフルだったデビュー作「G殺」で 注目の李卓斌(リー・チョクパン)監督の第2作目。 本作もまたダークでクールな映像美が際立ち、 相変わらず攻めてますなーという印象の作品。(良い!) 今回の映画祭に鑑賞した作品の中で最も「香港映画のこれから」を 期待させる作品だった。 ただしストーリーは少々複雑。(私の理解力の問題かも) 麻薬製造組織のトップである父親の葬儀に長い間行方不明だった娘の レイン(溫碧霞:アイリーン・ワン)が現れる。 長年父のビジネスパートナーだった叔父と父が養子として迎え入れた 息子との双方の懐に入り込むレインだが、実は麻薬捜査官のスパイだった。 この複雑な立場に加え自ら薬物中毒でもあるがゆえ、一体どこまでが 真実でどこからが妄想なのかその境目がはっきりしない。 いや、一番ミステリアスなのは主演の溫碧霞の存在だ。 化粧ガッツリでどこかアンドロイド的な(それは役づくりか?)彼女だが 実年齢が50代半ばと知り驚愕! レインの義理の妹だと名乗り出るのは「G殺」でもヒロインを演じた 陳漢娜(ハンナ・チャン)。 素顔のアップではそばかすが目立つがそれも含めてやはり魅力的。 しかし彼女のラストのエピソードがまた私には1度の鑑賞では理解できず。 だからと言って2度鑑賞するのはちょっとしんどいなーというのが 実際のところの感想だ。 ところで「堕落花」は「ニキータ」(1990年)の中国タイトル。 そう言われればニキータも麻薬中毒の殺し屋だった。 2019年 香港映画<「大阪アジアン映画祭2020」にて鑑賞> #
by sabunorihk
| 2020-09-20 11:58
| 香港映画 た行
世界初上映作品。 台湾での公開は6月とのこと。 ありがたや! 1988年戒厳令が解除された台湾のミッション系高校。 アハン(陳昊森:エドワード・チェン)とバーディ (曾敬驊:ツェン・ジンホア)はブラスバンド部で出会う。 周囲から変人扱いされながらも実は正義感が強いバーディをいつしか 特別な存在として意識し始めるアハン。 しかし現在とは異なり同性愛が市民権を得ていない時代の台湾。 バーディは女子新入生のバンバン(邵奕玫:ミミ・シャオ)と 付き合い始めアハンとの距離をおくようになる・・・。 バーディという名前はマシュー・モディーン主演「バーディ」(1984年) の主人公からきているという。 大好きな作品なのでそのエピソードだけで本作の評価が上がりそうだ。 バーディが無謀にも建物から飛び降りるシーンは映画「バーディ」への オマージュだろうか。 「バーディとアルの関係はただの友情じゃないと思わないか」 アハンとバーディが一緒に「バーディ」を観ながらかわす言葉が 印象に残る。(どちらが放った言葉だったのか失念) 私にとっては目からうろこな意見だったので興味深かった。 しかし作品全体としては期待が大き過ぎたのか・・・ 私にとって特別な1本とまではならなかった。残念。 シンプルで美しいメロディが耳に残る。 2020年 台湾映画<「大阪アジアン映画祭2020」にて鑑賞> #
by sabunorihk
| 2020-08-08 17:59
| 台湾映画
まるで鉛を飲まされたようにどんよりと息苦しくなる作品だった。 女にだらしない夫に苦労しながらもしっかりと娘を育て、 現在は地域のコーラスグループのリーダーとして充実した日々を 送る母親ミンラン(金燕玲:エレイン・ジン)。 彼女はシングルマザーとなり社会部記者として働く娘のジアンボー (郝蕾:ハオ・レイ)に絶えず攻撃的な言葉を浴びせる。 彼女の世代の常識ではジアンボーの生き方を受け入れることが難しいのか。 一方ジアンボーが笑顔を見せるのは娘(曲隽希:チュー・チュンシー)と 接しているときだけだ。 物語の終盤に眠る母の前で心のうちを吐き出すように父親について語るまで 彼女が言葉を発することもごくわずかだ。 ジアンボーの娘は頭が良く祖母と母の間で素晴らしいクッション役となる。 「ママは今何も話さない方がいいよ」と2人の大人の状況を素早く読み取り 指示を下す姿はあまりにも子供らしくなくて逆に悲しくなる。 あれほど胸をえぐるほどの言葉を浴びせながらも一晩明けて家に戻れば 何事もなかったように孫娘を迎え入れる祖母。 家族とは実に不思議なものだ。 最初から最後までミンランの感情の起伏に振り回された印象の物語。 ただし演技ということで考えれば金燕玲の独壇場だった。天晴。 2019年 中国映画<「大阪アジアン映画祭2020」にて鑑賞> #
by sabunorihk
| 2020-08-04 07:45
| 中国映画
|
ファン申請 |
||