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1920年代の中国。 金で50歳を過ぎた染色屋に嫁いだ若い菊豆(鞏俐:コン・リー)。 彼女は夜な夜な夫に暴力をふるわれ、昼間は稼業にこき使われる。 そんな生活の中、夫の甥の天青(李保田)と心を通わせるようになり、 ついには天青の子供を身ごもる菊豆。 何も知らない夫はようやく出来た跡取りの誕生に喜ぶのも束の間、 中風で半身不随となってしまう。 今や1人では何もできなくなった夫の目の前で天青との関係を隠そうともしない 菊豆だったが・・・。 赤、黄、青・・・鮮やかに染められた木綿の布たちが風になびく。 太陽の光を浴びて美しい色彩がスクリーン一杯に広がる。 そんな映像とは裏腹に物語はひたすら暗い。 なんというか・・・ まるで心を逆なでするような、人間のドロドロとした嫌な部分を見せつけられるような、 そんなエピソードで組み立てられたような物語。 しかし怖いもの見たさの感情を掻き立てられて最後まで目が離せない。 暴力をふるう年上の夫 そんな菊豆の入浴姿を覗き見する甥 それに気づきつつ傷だらけの肌をさらす菊豆 半身不随になると夫婦2人の立場は一気に逆転する。 赤子桶に入れられ菊豆と天青から精神的に虐げられる夫。 前半では血も涙もない夫だが、後半あたかも生き地獄のような扱いを受ける彼が 息子の天白に「パパ」と呼ばれることで生きる力を取り戻すエピソードに心が動く。 しかし一方で息子の天白は成長とともに得体の知れない恐ろしさを身につける。 全てを見透かしたように冷たい表情で実の父である天青に心を開かず、 冷淡で暴力的。 結末は因果応報。 まるで菊豆と天青は自分達の犯した罪を息子によって償わされているかのようだ。 しかし菊豆、夫、青天・・・誰もが人間の嫌な部分をさらけ出しながらも その生き様は人間臭く憎みきれない。 1990年 中国・日本合作 <中国映画の全貌2009にて鑑賞>
by sabunorihk
| 2009-04-01 01:07
| 合作映画
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