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1948年、第二次世界大戦後の中国では人民解放軍と国民党軍による 中国内戦が激化していた。 グー・ズーティ(張涵予:チャン・ハンユー)を連隊長とする人民解放軍中原野戦軍 第2師139団3営第9連隊は華北地方での旧炭鉱の防衛を命令される。 撤退命令のラッパが鳴るまで戦い続ける、それが彼らの使命だった・・・。 物語の前半は戦闘シーンが続く。 第9連隊で唯一生き残ってしまったグー・ズーティの心の痛みや後悔の念を中心に 物語は構成されていると思ったので(実際そうなのだが)、 これほど長い戦闘シーンが続くとは思っていなかった。 それでもその長く無残な戦いのエピソードがあるからこそ、仲間達と彼の心の結びつきや 1人だけ生き残ってしまった彼の苦しみや悲しみが説得力あるものとなったのだろう。 ドキュメンタリー作品「ヒロシマ・ナガサキ」の中で広島の原爆投下により 小学校の中でたった1人だけ生き残った方が言っていた言葉が思い出される。 「長い間『どうして自分だけが生き残ってしまったのだろう』と思い続けていた。 でもそれはこの出来事を伝えるために生かされたのだと思い当たった」 グー・ズーティは部下を全員戦死させてしまったこと・・・撤退のラッパが鳴ったのを 聞こえなかったこと・・・自分1人が生きながらえてしまったこと・・・ 全てを悔いていた。 しかし、記録も死体もなく「戦死」ではなく「失踪者」として扱われてしまった 47人の仲間の名誉のためにたった1人で行動を起こすグー・ズーティは やはり47人の仲間によって託されたものがあった・・・だからこそ生き延びたのだ。 戦場だった地に作られた無数の無名戦士の墓標。 「生まれた時には誰もが親にもらった名前があるのにこんなふうに無名で葬られるのは おかしいじゃないか」 そうつぶやきながら墓標にヘルメットを乗せていくグー・ズーティの姿が目に焼きつく。 戦場のレクイエム オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2009-01-31 18:00
| 中国映画
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