★掲載画像について★
このブログに掲載されている 画像の転載を禁じます。
カテゴリ
全体 香港映画 あ行 香港映画 か行 香港映画 さ行 香港映画 た行 香港映画 な行 香港映画 は行 香港映画 ま行 香港映画 や行 香港映画 ら行 香港映画 わ行 台湾映画 中国映画 韓国映画 タイ映画 シンガポール映画 インド映画 合作映画 その他映画 香港ドラマ 香港よもやま話 香港映画雑記 ごあいさつ 年間ベスト10 未分類 以前の記事
記事ランキング
タグ
劇場鑑賞(425)
DVD・VCD・ビデオ(144) さ行(113) か行(102) あ行(101) は行(95) た行(86) スカパー(43) ら行(40) ま行(34) な行(16) わ行(14) や行(10) 最新のトラックバック
ブログジャンル
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
画像一覧
|
1947年から1981年までの上海を舞台に王琦瑤(鄭秀文:サミー・チェン)という 1人の女性の生涯を友人である程先生(梁家輝)の目を通して描いた作品。 第二次世界大戦後、国民党から共産党へと政権が変わり、やがて文化大革命へ。 彼女の人生も時代に翻弄される。 10代のおかっぱ頭の少女だった琦瑤。 (まる子のようでありながら失笑にならないあたりがうらやましい・・・) 写真屋を営む程に写真の撮影を切望されて、その写真でミス・コンテストに 参加することから彼女の人生はある1つのレールの上をたどることとなる。 それは男と出会い、そして別れるという常に男の影アリ、な人生だ。 これはもしかしたら彼女が男なしでは生きていけないのではなく、 男が1人にしておかない女なのだ・・・ということに気づいた。 更に彼女の場合その外側にはもう1人程という男が自分の思いを決して口にすることなく 見守り続けてくれているのだ。 琦瑤役にサミー・チェン起用にあたり賛否両論があったとか、なかったとか? 彼女の起用は悪くなかったと思う。 男が放っておけない女・・・若い頃は軍の幹部である年上の男に可愛がられ、 やがてお金持ちのボンボンに惚れられ、子供を産む。 終いにはあろうことか自分の息子くらいの年の男と関係して私を驚かせてくれたが まぁそんなこともあるかもしれない、と思わせるあたりはすごい。 いつでも男の方から寄ってきて受身だから琦瑤という女はいくつになっても 男を見る目がないな〜とは思うが。(笑) 時間の経過とともに彼女に係わった男たち、友人たちが1人また1人とこの世を去る。 その終の棲家はサンフランシスコであったり台湾であったり香港であったり・・・ 誰もがいつの日か故郷の上海へ戻ることを夢見てはいなかったのだろうか。 監督は關錦鵬(スタンリー・クワン)。 琦瑤と軍の幹部李(胡軍)の暮らす部屋のインテリア、琦瑤と程が待ち合わせするカフェ、 程のアパートの内装、その時代時代で琦瑤が身につける洋服など 細部へのこだわりはいつもの如く素晴らしい。 「藍宇」でも感じたのだが室内での撮影では「鏡」を使うショットが印象的だ。 今回も軍の上部の失脚で身を隠す李が程と再会するシーン。 「自分は死んだと琦瑤に伝えて欲しい」と告げる李の背中。 しかしその表情は鏡を通して私たちへと伝わる。 こういうディテールにこだわりを持つ監督の作品を鑑賞するのは嫌いではない。 いや、むしろ好きなのだと気づいた。 香港版予告編はコチラ↓ 2005年 香港・中国合作
by sabunorihk
| 2008-12-23 15:00
| 香港映画 た行
|
ファン申請 |
||