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香港では人が亡くなるとその魂は蝶に姿を変える・・・というハナシを聞いたことがある。 昔友人が知り合いのお葬式に出席したときにフワリとどこからともなく蝶が現れて 列席者たちが「この蝶は彼(だったか彼女だったか)の魂だ」とささやいていた、という ハナシをしてくれたことを憶えている。 大学生のエンジャ(リー・ビンビン:李冰冰)は人気者であるバスケット部のアトン (ヴィック・チョウ:周渝民)と付き合い始める。 ある日ちょっとした口論からケンカになり、エンジャの運転する車をバイクで 追いかけてきたアトンは事故にあい、この世から去る。 それから3年。 弁護士の助手として仕事をするエンジャは心療内科に通い続け、精神安定剤なしでは 生活できなくなっていた。 そんなある日エンジャの前に死んだはずのアトンが姿を現し彼女に問いかける。 「僕のことを本当に好きだった?」と。 杜琪峯(ジョニー・トウ)作品が日本で公開される確率は高いように思う。 やはりそれだけファンが多いのだろうか?? しかーし私は一貫して彼の描くラブストーリーは苦手だ。 描かれる女性が私にはまるで魅力的に思えないからだ。 本作のエンジャもまたしかり。 クールビューティで美しい彼女はまるで人形のようで、血が通っているようには見えない。 彼女がアトンの元恋人の前でこれ見よがしにアトンのバスケのユニフォームを着て 登校するシーンにはほとほとうんざりした。 そりゃ友達がいないのも不思議はない。 (しかしこの手の女子が男子にはウケがいいというのは世の定説だ) 恋人役のアトンもきれいな顔をした男子だがその魅力がいまひとつ伝わらない。 彼が声を出して笑うシーンには腰がひけた。 「ははははは」となんとも白々しい乾いた笑いだ。 だけど平日ながら意外なほど人が入っていたのは、やはり言うまでもなく アトン役のヴィック・チョウ人気のお陰なのだろう。 美しすぎる男女の悲恋ストーリー。 監督はあえてリアリティを感じない美男美女を使うことで、現実からはかけ離れた おとぎ話を作り上げたかったのかも知れない。 主役の2人にはまるで興味がわかなかったものの、息子を亡くしたアトンの父親の エピソードは印象的だった。 不器用で乱暴者の父親の死んだ息子への思い。 背中を丸めて1人墓参りをし、部屋も生前のままにしてある。 アトンの父親を演じるのは「レッド・クリフ」では劉備役のヨウ・ヨン(尤勇)。 彼はサイモン・ヤム(任達華)をガッシリと男臭くした雰囲気。 この日「レッド・クリフ」も観てしまった私は「尤勇祭りか?」と自分につっこむ。(笑) あれほど人とのかかわりがヘタクソな父親が息子ほどの年頃の青年シューに部屋を 貸すことにしたのはなぜだろう。 シューにどこかアトンへの面影を見たのだろうか。 シューの存在が気にかかる。 いきなりエンジャやアトンの父親の前に現れてエンジャに「僕のこと好きか?」と聞いたり 気難しいアトンの父親の懐にフワリと入り込んだり。 もしかしたらシューはこの世に残した思いを託されて現れたアトンの生まれかわり なのかもしれない。 自分がいなくなったことで心を殺してしまった2人に未来を踏み出す後押しをする存在。 シューを演じる黄又南(ウォン・ヤウナン)はチンピラな役にはめちゃくちゃハマる。 このシューもロクな男じゃないと思いつつ、なぜか憎めない。不思議な男だ。 こんなふうに主演の2人よりもまわりを取り囲むバイプレーヤーたちの魅力に 支えられた作品というのが私の印象だった。 ヴィック・チョウもその一員のF4。 私は「エフフォー」と呼んでいたのだが、もしかしてツウ(ファン)の方々は キチンと北京語読みで「エフスー」と呼んでらっしゃるのかしら。 そして巷ではこの作品を「僕蝶」と呼ぶ方々が少なからずいるらしい・・・ ということを後で知った。 この作品を「僕蝶」と略してしまう気持ちの悪さ、センスのなさが ジョニー・トウ作品をただのアイドル映画に貶めているとしか思えない・・・。 僕は君のために蝶になる オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2008-11-21 20:33
| 香港映画 は行
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