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「親切なクムジャさん」というよりは「親切ぶったクムジャさん」だな。 彼女の親切には必ず裏がある。 それは全て自分が達成するべき復讐へとつながる。 ナレーションがある種おとぎ話のようで全体的にクラシックな印象をうける映像。 ときには妙なところでクスッと笑えたりするが、ストーリーは「復讐劇」そのものだ。 上映時間2時間以内にうまくまとめた作品だ、と思った。 内容を考えるともっと長い上映時間にも思える。 テンポも良いのでラストまで一気にもっていかれる。 クムジャさんを演じたイ・ヨンエ・・・ 復習の鬼と化するシーンでは表情がなくなり まるで能面、更には般若のようだ。 この表情だけでも観る価値はある作品かもしれない。 とは言うものの。 この作品、私は生理的にダメだ。 それはストーリーが残虐だからだの、こういう形での復讐はいけないだの そんな理由からではない。 確かにこういう形で復讐したって残るのはむなしさだけよ、とは思うが。 多分この作品の監督(パク・チャヌク)が生理的に苦手なんだと思う。 他愛のないシーンを見て「あぁ、私はどうしてもダメだ」と感じてしまう。 ちょっとしたコトが自分の中にあるボーダーラインをクリアできないのだ、多分。 それは例えば 冒頭、クムジャさんが出所するのを待ち構える キリスト教信者たちが暖をとるため飲んでいた 温かい飲み物。 クムジャさんが出てくるといきなりみんな、 その紙コップを投げ捨てる。 足元に転がった紙コップから雪の降る地面に こぼれ出す飲み物・・・。 これがダメ。 もう冒頭からいきなり気分がめいってしまった。 そして必要以上に動物愛護をまくしたてる 西洋人のようでイヤなのだが、買った犬 (それも娘がとっても愛しそうに抱っこしたりしていたのに)の頭に銃口を突きつけるあのシーン・・・。 彼女にとっては本番への練習台にしか過ぎないのだろうけど・・・。 さすがに発砲シーンは映さなかったが、 あれはどうしても許せない。 「もともと食用の犬なんじゃない?」と言われてもイヤなものはイヤ。 考えてみたら同じ監督の「オールド・ボーイ」も生理的に苦手だった。 何度も言うが暴力的だからだのといった理由ではないのだが。 そんなワケで(どんなワケだ)「親切なクムジャさん」、物語として 「おもしろかったか?」と聞かれれば「おもしろかった」と答えると思うが 「好きか?」と聞かれれば「嫌い」と答えてしまうだろう。 「親切なクムジャさん」オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2005-12-19 08:33
| 韓国映画
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