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名前はもちろん知っている。 でもプロレスラーで日本人ではなかった・・・ということくらいしか知らない。 そんな程度の認識のまま観た「力道山」。 なんとも濃い39年の人生。 常々思うのだがこの世から差別という意識は決してなくならないだろう。 もしも自分が不運にもハンデ(自分はそう思わなくても他人から思われる)を 持った場合、それを打ち負かすにはどうすればいいか。 抜きん出た「何か」を身につけて他人より更に一歩前に出ることだ。 他人に「自分」という個人を認めさせることしかない。 力道山はまさにそれを実行した人物だった。 彼は言った。 「自分は日本人でも朝鮮人でもない。世界人だ。」 物語の初盤、相撲部屋にいた時代・・・先輩達の執拗ないじめに耐える力道山。 「一緒にここから逃げよう」と誘われても「自分には帰る場所はない」と歯をくいしばる。 あぁ、こうやってひたすら耐えて忍んで後に一流プロレスラーになるのね。 ・・・なんて思っていたら大間違いだった! なんと彼は一発逆転を狙って大芝居に出るのだ。 基本的に私はスポーツに抜きん出ている人(例えばオリンピック選手など)というのは かなり頭のいい人達だと思っている。 (その逆「スポーツに長けていないから頭がよくない」とは決して思っていないが) 力道山もしかり。 特にスポーツの場合おのずとタイムリミットがあるわけで、 自分への自信をベースに「タイミング」を逃さないスマートさを持った人物だったのだ。 このエピソードで私は一気に力道山が大好きになってしまった! 物語の後半は観ているのが辛いシーンが多くなる。 頂点に立った人間はやはりそこから落ちて何かを失うことが怖くなるものだ。 力道山も後を追ってくる者や自分の限界への恐怖からは逃れられない。 そんな恐怖との戦いの中起こす行動で大切なものを次から次へと失っていく。 もうやめようよ、もう十分やったじゃない、そう誰もが声をかけたくなる展開。 だけど「十分やった」という考えは彼の生き方にはなかったのだろうな、と。 力道山役のソル・ギョングには思い切り拍手。 顔に風格あり。めちゃくちゃ魅力的な俳優だと思う。 日本語のセリフも大変だったに違いないが、限りなく自然な力道山。 川の中で行進しながら軍歌(だったよね?)を歌うシーンは泣けた泣けた。 「ずっと笑って生きたいです」 最期に彼はそこへたどり着くことができたのだろうか。 力道山 オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2006-03-08 08:15
| 韓国映画
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