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前作「マッハ!」は観ていない。 というワケでトニー・ジャー初体験である。 それほど期待していなかったので(と言いつつ初日に観てる自分) 特に落胆するコトもなかったが・・・ う~~ん、私は消化不良気味かなぁ。 年のせいか動物がちょっとでもむごい目にあうとそれだけで 「よよよ・・・」となってしまう今日この頃ではあるが、それでもどうにもこの作品、 手放しで「好き!」と言いきれない中途半端な感じ。 だいたいトニー・ジャーの敵(象を盗んだ人物やら戦いを挑む人物やら)が 単に「敵」で愛せる要素が少しも描かれていない。 誰がどう見てもトニー・ジャーが正義。 そんな作品ちょっと薄っぺらくはないだろうか。 確かにトニー・ジャーのスタントなしのアクションは素晴らしい。 しかしそれをいちばんの「売り」にする映画というのはやっぱり少々情けない。 私にエラソーに言われる筋合いもないだろうが これから先に期待したいなぁ、というのが感想か。 ただジャッキー・チェン映画と同様なエンディングのNGシーンなんて 観させられちゃうとどうにも悪い印象は持てなくなってしまうのも事実。 それでもこの映画を観終わってトニー・ジャーに一言、と言われたら 「おもしろかった」というよりは「ご苦労様でした」になってしまうに違いない。 これってやっぱり私がこの作品をキチンと映画としてまだ認めていない、 ということなのかもしれない。 あ、でも戦いのラストに次から次へとワラワラワラ・・・と出てくる敵を 片っ端からボキボキボキッ!と骨を折りまくるカーム(トニー・ジャー)には 笑わせていただきました。 どんだけ骨を折りゃ気が済むんジャ〜!(掛詞にてしめ) トム・ヤム・クン! オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2006-04-24 08:13
| タイ映画
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