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香港のレストランで働くキョウジ(浅野忠信)は店のオーナーであるボス (トゥーン・ヒランヤサップ)の妻と不倫の関係にあった。 そんなある日、ボスの依頼で彼の妻を殺害することになる。 しばらく身を隠すため香港からプーケットに渡るキョウジ。 その途中不思議な女ノイ(カン・ヘジョン)と知り合う。 マカオ、香港、プーケット、そして再び香港。 多国籍で無国籍な空気を感じさせる作品。 サスペンスでバイオレンスなストーリーながら作品全体に流れる ゆったりとした時間は舞台が亜熱帯だからだろうか。 キョウジがプーケットへ向かうために乗り込むフェリーでの不思議な出来事の数々。 洗面所で蛇口をひねるとなぜか必ずシャワーヘッドから勢いよく出る水。 (キョウジは毎回必ずそのシャワーでビショ濡れになる) 押さえていないと壁に戻ってしまうスプリングのききすぎたくくりつけベッド。 なぜか部屋に閉じ込められてしまう壊れたドア。 キョウジの同級生だったと船内を連れまわす謎の男との不毛な会話。 そんなB級ギャグのようなエピソードもクリストファー・ドイルのカメラのフィルターを 通した映像では不思議な味わいをかもし出す。 そして全てが空回りして思い通りにいかない微妙ないらつきと居心地の悪さ。 しかし観ていてそれが決して苦痛ではなく不思議なことにかすかに心地良くさえある。 キョウジを演じる浅野忠信の脱力した力みのない演技とプーケットでキョウジを助ける リザード役の光石研の畳み掛けるような嫌気がさすギリギリの演技。 互いを引き立てあいおもしろいバランス感。 自分がお気に入りだから目につくというばかりではないと思うのだが 最近光石研氏をあちらこちらで見かける。 売れる(イヤもしかしてもうとっくに売れている?)寸前とはこういうものかもしれない。 作品のゆったりした空気とモップスの「たどり着いたらいつも雨降り」は おもしろいほどマッチしていた。 ストーリーを読むとキョウジはボスの妻を愛していて、自分の手で殺めてしまった罪に 苛まれているらしい。 しかし私には苦しんでいるようにも悲しんでいるようにも到底思えなかった。 別に愛している必要も罪の意識に苛まれる必要もないとは思うのだが。 インビジブル・ウェーブ オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2008-06-27 08:11
| タイ映画
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