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さっさと観ないと終わっちゃうかな?と思い「ベルベット・レイン」を観てきた。 黒社会の大物ホン(アンディ・ラウ)と 兄弟分で血の気の多い左手(レフティ) (ジャッキー・チュン)。 一方ボスの暗殺で一旗あげようと企む 若いチンピラ、イック(ショーン・ユー)と ターボ(エディソン・チャン)。 この大人の落ち着きと若さのエネルギーのコントラストをうまく見せつつ、 2組の男たちのストーリーがそれぞれに展開される。 途中展開の遅さにちょっとイラつくものの、ラストでは「なるほど、そうだったのか!」と 思わずうならせる結末が。 なにしろ全体的にチャコールがかった映像(雨のシーンも印象的)と音楽がいい。 この曲は何という曲なんだろう。 もしかしたら原曲は別にあるのだろうか。 唄っているのはイックが魅かれる娼婦ヨーヨーを演じるリン・ユアン(林苑)。 かなり魅力的な声の持ち主だ。 唄もうまいがなんともセリフをしゃべる声が心地良いのだ。 日本でいうところの森本レオのような1/f(エフ分の1)の揺らぎの声の持ち主か。 原題は「江湖」。 この「江湖」というコトバの意味が今まで実に長い間わからなかった。 ここでは「黒社会」という意味らしいが、これが本来の意味なのだろうか? ・・・それにしても若い時には全然魅力を感じなかったアンディ・ラウ(劉徳華)や レオン・ライ(黎明)などが40代になって俄然ステキに見えはじめた。 甘さが抜けてグッと渋みが出てきたのだろうか。 それとも単に私が年をとり好みに変化が出たとか?
by sabunorihk
| 2005-10-10 21:43
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