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口惜しかったら泣け〜泣け〜 泣いてもいいから前を見ろ・・・ もうこの唄が頭の中をぐるんぐるん駆け巡ってあれ以来離れない。 誰か助けて・・・。 日本でもかなりファンの多いジョニー・トー(杜琪峰)監督作。 ふむふむ「香港発のスタイリッシュ青春ノワールムービー」だって。 狙いはわかる気がする。 ゴチャゴチャくどい説明ぬきの潔いストーリー展開に どことなくレトロ感あふれるスタイリッシュな映像。 師弟愛、友情などをからめつつちょっとホロリとさせたりも忘れない。 で、私の感想はというと・・・ 伝説の柔道家シト・ポウを演じるルイス・クー(古天樂)の日サロ通いですね!と 声をかけたくなるほどの肌の黒さや病気をネタにする最低な男トニー (アーロン・クォック:郭富城)、何を持って「負けた」と言い放ったのか 納得できないレイ・アコン(レオン・カーファイ:梁家輝)・・・はまぁ許すとしよう。 だけどやっぱりシウモン(チェリー・イン:應采兒)が私はダメだ。 毎回毎回しつこくて申し訳ないがジョニー・トー監督の作品に出てくる女性が どうしても好きになれない。 この手の女性が魅力的だと考えるとしたら監督と私のオンナの趣味は 対極にあるんだなぁ・・・と思わざるを得ない。 彼の作品に出てくる女性は乱暴に言い切ると「薄っぺらいオンナ」ばかりだ。 このシウモンも台南がダメなら台北で歌手デビューをすると言い放ち、 台北がダメなら香港で、香港もダメだから日本へ行くわ!って・・・ どーぞ一生お好きになさいませ。 その前に家賃くらいは何をして働いてでもキチンと精算しなさいよ!と言ってやりたい。 主張ばかりで最低の義務も果たせないロクデナシだ。 おっと、ちょっと怒りすぎてしまった。 でもこれも愛、あれも愛、香港映画への愛ゆえなのよ。 私が観た劇場は1週間限定公開しかもレイトショーのみという悪条件にもかかわらず 予想以上に席がうまっていた。 客層も実にさまざま。 作品の好き嫌いはともかくこういう風に観る香港映画がとても楽しいのは事実なのだ。 柔道龍虎房 オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2006-06-13 20:41
| 香港映画 さ行
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