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写真館の娘茉(モー)、茉の娘莉(リー)、莉の娘花(ホァ)の3代の女性を 1930年から1990年までに渡り描いた作品。 チャン・ツイィーが主演だから・・・という理由で公開にこぎつけた作品なのか? 3代にも渡る壮大なストーリーを描きたかったのだろうが、 どれもこれも中途半端な仕上がりになってしまったという印象が残る。 出演俳優も有名どころを揃えているのだがもてあましている感が否めない。 あっけなく人がボロボロと死んでいく物語だ。 誰も彼も現実から逃げ出すように死んでいく。 祖母、母、娘・・・家族の絆を描くのかと思えばそういうわけでもない。 いや、絆を描いてはいるのだがそれは憎みあうような関係だ。 彼らが暮らす写真館を階下で営む住まい・・・その時代ごとに表情を変える この場所こそがこの物語の本当の主役なのかもしれない、とふと考えた。 茉(モー)が母とともに写真館を営み、その後女優の夢破れて戻ると階下は 家賃収入のために写真館から葬儀屋に変っている。 産みたいからではなく堕胎手術が怖いからという理由で莉(リー)を産み、 育てるのもこの家だ。 いつしか階下は写真館へとその顔を戻している。 莉(リー)が成長し結婚して夫の家族とうまくいかず戻ってくるのを 迎え入れてくれるのも、その後夫と共に生活するのも、 そして莉(リー)が精神に異常を来たしてしまい夫婦に大きな不幸が訪れるのも この家は静かに見守っている。 「娘の莉(リー)を産まなければ女優として輝く人生を遅れたはず」と死ぬ間際まで 孫に言い続けていた莉(モー)。 過去だけにすがり生きながらえている悲しい祖母の姿は孫の花(ホァ)に どう写ったのだろう。 そんな茉(モー)もこの家でその人生に幕を閉じる。 そんな中、母を亡くし祖母茉(モー)とこの家で暮らした花(ホァ)のストーリーだけは ほんの少し明るい希望を見せてくれる。 台風の中路上で産み落とした娘(このシーンにはあんぐり・・・であったが)と2人 過去を断ち切るようにこの家族の歴史でもある家を後にするシーンは 2人の明るいこれからの生活を暗示するようだ。 この物語のラストシーンでやっと私の顔もほころんだ。 ジャスミンの花開く オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2006-07-11 20:35
| 中国映画
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