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物語はアユー(ターシー・スー)が刑務所から出所したところから始まる。 フェリーに乗り込み彼女が向かうのは刑務所で姉のように慕っていた女性、 アン(ルー・イーチン)の住む家だ。 のどかな高雄の港町を舞台に世話焼きで姉御肌のアン姐とイノセントな美しさを持つ アユー、女性2人の静かだけれど時に激しい情緒感あふれる物語。 オフィシャルサイトを見て初めて知ったこと。 アユーは心の病をかかえている設定なんだ・・・。 あの普段はほとんどしゃべることもなく感情をまったく出さないアユーが、 こと惚れた男性に対してはいきなり攻撃的になるシーンがいくつもある。 その制御できない感情を「心の病」としているのだろう。 (今考えれば薬も服用していた) でもこういうタイプの女性はいるなぁ・・・と思いながら私はスクリーンを眺めていた。 その正常と病の紙一重なところがよりリアルなのかもしれない。 安っぽいホテルの紙スリッパに素足を入れるシーン。 彼の部屋で出されたゴム草履に素足を入れるシーン。 それぞれ別の履物に足を入れるシーンから彼女の新しい恋は始まっていた。 ・・・でも実際のところ、アユーは相手の男達に惚れていたのだろうか。 もしかしたら彼女にとっては自分の感情(相手を好きかどうか)なんて どうでもいいのかもしれない。 自分に好意的なのがわかるといきなり相手への執着心がわき上がるのだ。 語られてはいなかったがそのあたりは、おそらく彼女の生い立ちが 影響しているのだろう。 アン姐を演じるルー・イーチンは1992年になんと経営するカフェの前を通りかかった ツァイ・ミンリャン監督に見出されてこの世界へ入ったという。 懐の深いアン姐を存在感たっぷりに演じている。 彼女がこの役を演じなければこれほど魅力的な作品にはならなかったかもしれない。 そしてアユーを演じるターシー・スー。 オフィシャルサイトで名前を確認するまで彼女だと気づかなかった。 歌手としての彼女はお気に入りでCDまで持っているのに・・・。 しかし考えてみたら私が知っているのは10年も昔の彼女だった。 それにしてもしばらく見ない間にしっとりとしたイイオンナになったものだ。 男たちはこういう女性に一目ぼれするんだよなぁ、というのは納得である。 いい意味で期待を裏切られた。 若い男女のラブストーリーだと思っていたのだ。 実際は奇妙であぶなげな、傷つきながらもしっかりと自分の足で歩いていく 女性2人の力強い物語だった。 深海 オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2006-11-18 20:09
| 台湾映画
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