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香港韓国合作映画。 ・・・とはいえ監督はフルーツ・チャンなだけに完全に香港色が際立つ作品。 具体的なストーリーよりはイメージをかきたてるような映像が多く、 韓国映画として期待して観た人には納得いかない作品だったと思う。 それに決して美しい話じゃないしね。 YAHOO!映画のユーザーレビューをチラリと見たら「汚い」「つまらない」・・・ そんな意見ばっかりだった。 当初レビューを書くつもりはなかったのだが、これらの意見を見た途端、 俄然書く気になってきた・・・。(笑) 私はものすごくイメージかきたてられてそういう意味でおもしろかったけどなぁ。 「はきだめのおとぎ話」。 こういう作品を受け入れられるか否かが香港映画の好き嫌いの分かれ目な気もする ・・・なんとなくだけど。 北京の公衆トイレに捨てられた赤ん坊。 偶然赤ん坊を見つけた女性によって彼は育てられる。 元気に成長した彼、東東(阿部力)は自分を育ててくれたおばあちゃんを襲った 癌から彼女を救うため、名薬を求めて旅に出る・・・。 舞台は北京、釜山、香港、ニューヨークと移っていく。 それぞれの場所でいろいろな人達(誰もが愛する人を助けたいと願っている)と トイレにまつわるエピソードを絡めながら東東の旅物語は進む。 トイレの下水は海につながり、そこからさまざまな国につながっている・・・ 「トイレ」をモチーフに広がるフルーツ・チャン監督の世界観。 映像的には決して美しくないのだが、その世界観は大いに共感できる。 目をそむけたくなるような、でも引き込まれてしまうような・・・ そんなせめぎあいギリギリラインの映像。 これがさすがフルーツ・チャンワールド!と思わず拍手。 北京の公衆トイレの板の隙間から見える海へと続く世界。 それを逆に下から板の隙間を通して見る上の世界・・・ それは東東が捨てられたときに見上げていた光景。 印象的だったのは北京の公衆トイレで皆談笑しながら用を足すシーン。 大勢だったり仲の良い2人のおじいさんだったり。 MY便座シートがあったりしてちょっとおもしろかった。 それにしてもフルーツ・チャン監督作でおなじみサム・リーの存在感と言ったら! 登場シーンは少ないながらも鮮明な印象を残すのはさすが。 魅力的で気のいい殺し屋にホロリ。 ところでこの「トイレどこですか」というタイトル、ものすごく違和感あるのだが。 原題「人民公厠」の方が絶対いい。 2002年 香港・韓国合作映画
by sabunorihk
| 2006-12-29 20:05
| 合作映画
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