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18年ぶりにこの作品をスクリーンで観ることができるとは・・・! 赤ん坊の出産シーンから始まり、やがてタイトル「悲情城市」の文字とともに あの美しいテーマ曲が流れる・・・ このシーンだけで私の心は揺さぶられる。 (この作品のテーマ曲は私のお気に入り映画音楽ベスト1だ) それは18年たった今でも色あせることなく、やはり壮大な美しい映画だった。 1945年8月15日台湾が51年に渡る日本統治から開放された。 その日から1949年国民党樹立までの台湾激動の4年間を林家の4兄弟の生き様を 中心に描いた物語。 この作品を初めて観た時、その台湾人の中国語の響きの柔らかさに心を動かされた。 今回久しぶりに観て改めて「言葉」が1つのキーワードになっている作品だと感じた。 林家の人達が使う言葉は台湾の方言を中心として会話の中に日本語、北京語が 実に自然に組み合わされている。 そこへ相手によっては広東語、上海語も混じるのだ。 もとをただせば同じ中国人なのに台湾方言→広東語→上海語と次々に人から人へと 通訳されてやっと会話が成立するシーンが興味深かった。 そして林家の4男文清(トニー・レオン:梁朝偉)は8歳の時木から落ちたことが原因で 耳が不自由となりしゃべることができない。 そんな彼が筆談で会話する寛美( シン・シューフェン:辛樹芬)とのやりとりは 静かで美しい。 自分では聴こえない「ローレライ」のレコードをかけ、それに対して寛美が 曲のストーリーについて文清に筆談で語るシーンは印象的だ。 そしてもう1つ台湾の美しい風景に圧倒される。 その風景の中、長い日本統治によってチラチラと垣間見える日本的な生活の中 台湾ならではの風習の数々・・・新年の獅子舞と爆竹、結婚式の儀式、 毎日の食事風景など・・・も興味深い。 余談だがこの作品が公開された当時、トニー・レオンがこの文清役を演じたのは 彼が北京語をしゃべれないからだ・・・というウワサがあった。 広東語の先生に話すと大笑いされたのを思い出す。「そんなはずないでしょ」と。 前回の鑑賞時から随分年を重ねたとはいえ、あらすじを読んで「あぁそうだったのか」と わかることもあるように、この映画の奥深さはまだまだ計り知れない。 やたら登場人物が多く林家の系図が複雑で。(笑) それでもなお、「名作だ」と思わせてしまう素晴らしさは一体どうしてだろうか。 アジア映画食わず嫌いの人にも是非観てほしい作品。 BOW30映画祭←ここから予告編が観られます(ナレーションの古臭さに時代を感じますが) 1989年台湾映画
by sabunorihk
| 2007-02-17 20:00
| 台湾映画
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