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1967年香港。 スラム街で育ったベン(トニー・レオン:梁朝偉)、フランク(ジャッキー・チュン:張學友)、 ポール(レイ・チーホン:李子雄)の3人は幼なじみ。 ひょんなことから香港を追われ、戦争下のベトナム・サイゴンへ逃亡する。 そこで彼らを待ち受けていたのは戦闘、殺戮、拷問。 次第にお互いの友情も、それぞれの運命も狂い始めていく・・・。 東京で行われた「香港電影博」で鑑賞して以来封印していた作品。 その後翌年の一般公開時にも観ることはなかった。 ・・・内容の悲惨さがあまりにもつらくて。 あれから17年。 私もその間いろいろな作品を観てきたし、それなりに年も重ねた。 そろそろもう1度観ても大丈夫だろうと思い封印を解いた。 後悔。 やはり17年前と同じ衝撃で頭をガツン!とやられた。 17年の歳月をもってもこの作品の衝撃は色あせることはなかったのだ。 ジャッキー・チュンの常軌を逸したその演技に打ちのめされる。 もちろん本業は歌手ではあるものの、役者としての彼はもっともっと評価されていい。 銃を突きつけられ、同じ捕虜であるアメリカ兵を撃ち殺さねばならないシーンでの 心の葛藤。 友人ポールによって廃人同様にされ、麻薬欲しさに殺人を犯して彷徨うサイゴンの街。 あまり人に薦めたくなるような映画ではないが、彼の演技を観る価値はある作品だ。 英語タイトルは「BULLET IN THE HEAD」。 昔はトニー・レオンが主役だと思っていたが、もしかしたらジャッキー・チュンこそが この物語の中心だったのかもしれない。 もちろんあの頃の香港映画にありがちな「そんなワケないだろ!」やら 「そこまでやるか?」的なシーンもザクザク登場する。 「あんた一体何者!?」と誰もが思わずにいられないほど神出鬼没な フランス人と香港人のハーフ、ルーク(サイモン・ヤム:任達華)。 もちろんサイモン・ヤムは今の方が断然好きだがこのルークもなかなかステキ。 白い麻のスーツを身にまとい、シャンソンを聴きながら葉巻を燻らす。(笑) 登場人物の細やかな心理描写やらストーリーの一貫性やらそういったものに 厳しいご意見を持つ方々は観るのをやめた方がよさそうだ。 思うにそもそも香港映画(ましてやこの頃の香港映画)はヨーロッパ映画とは違うのだ。 えげつなくて結構。 派手でやりすぎなアクションシーン万歳。 友情は戦下のサイゴンに置き忘れ、救いようのないラストシーン。 それでも3人がヤンチャなチンピラだった頃のエピソードが忘れられない。 「将来絶対ベンツに乗ってやる」 「将来?今乗ろうぜ」 自転車で香港の街を疾走する3人の笑顔。 あのとき確かに3人の間に友情は存在した。 ワイルド・ブリット香港版予告編 1990年 香港映画
by sabunorihk
| 2007-07-14 19:55
| 香港映画 わ行
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