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1940年代日本占領下の上海、そして香港。 香港大学の学生ワン(タン・ウェイ:湯唯)は演劇を通じて仲間たちと抗日活動に 励んでいた。 やがて日本軍傀儡政府の顔役イー(トニー・レオン:梁朝偉)の命を狙う女スパイとして 上海のイーのもとへ送り込まれることとなる。 素顔を隠した2人の死と隣り合わせの愛と思惑。 その末に2人がたどり着く先は一体どこなのか。 香港で鑑賞してぼんやりと不明瞭だった部分が日本語字幕のお陰で やっと靄(もや)が晴れた気分だ。 それでも考えれば考えるほど疑問は浮かぶ。 イーは本当にワンの正体を知らなかったのだろうか。 イーの妻(ジョアン・チェン:陳冲)は夫とワンの関係に疑問を抱かなかったのだろうか。 あの麻雀仲間の1人がイーとただならぬ関係だったのだろうか。 自分の見逃したシーンにさまざまな伏線が隠されている物語なのだと思う。 上海、香港、そして再び上海と舞台を移しながら物語は進む。 ワンが立ち寄るカフェ、上海の街並み、イーの屋敷の重厚な調度品・・・ 大道具から小道具1つ1つに至るまで全てに心を動かされる。 そして更にチャイナドレスにトレンチコート、小脇に抱えるクラッチバッグ・・・ クラシカルなワンのファッションもまた美しい。 「快走」 ワンのしぼり出すようにつぶやいたこの短い一言でどれだけの人間の運命が 決まってしまったか。 学生運動の延長のような無邪気な抗日活動をしていた彼らの行き着く結末を 彼ら自身想像していただろうか。 一方生きながらえるイーがこの先誰かを愛することは一生ないだろう。 それにしても158分という長さをまるで感じさせないことに改めて驚く。 この長さで鑑賞を尻込みしている方がいるとしたら、心配ご無用。 それを理由に見逃すにはあまりにも惜しい作品だ。 最後に蛇足ではあるがあのボカシは気分をそがれてよろしくない。 そういう意味では香港バージョンの方がドップリと最後までアン・リーの描く世界に 気持ちよく身を委ねることができた。 ラスト、コーション オフィシャルサイト 「色/戒 ラスト・コーション」香港版感想 中国・台湾・香港・アメリカ合作
by sabunorihk
| 2008-02-05 19:23
| 合作映画
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