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派手に盛り上がりがある作品ではない。 それどころかなんともとらえどころがなく、うまく感想をまとめることが 出来なくて途方に暮れる。 だからと言って決して嫌いではないのだ。 鑑賞後ジワリジワリと「良作だったな」という思いが湧いてくる。 ファーストシーンが印象的だった。 台北101が見渡せる屋上で空に向かって手を広げるユーメイ (梁洛施:イザベラ・リョン)。 その指先や腕が赤く染まっているのだ。 何か不吉な予感を感じさせるオープニングだったがほどなくそれは 油絵具だということがわかる。(深読みし過ぎだった。笑) 兄ユーナン(柯宇綸:クー・ユールン)と家族を引き裂いた母親を 許せない妹ユーメイ。 母親は一生母親だ。 しかし年を重ねいつしか自分があの頃の母親の年代になったとき 1人の人間としての母親の姿が見えてくるような気がする。 大人になったユーナンが母親に出会う幻の一夜の美しいエピソードは 母親の人生を否定し続けたくないという想いが彼に見させた奇跡なのだろう。 ユーメイの恋人ヨンシャン(張孝全:ジョセフ・チャン)もまた 幼い頃に自分の前から消えた父親への思いを抱き続けていた。 彼が釣り場で出会う父親の幻とのやりとりもまた静かに心に染み入る。 ヨンシャンとユーメイはいずれ別れてしまうような予感がしていた。 彼が精神的に不安定なユーメイを支え切れなくなってしまうのではないか、と。 (ユーメイが怯えてヨンシャンに電話で訴える「影のない男」の話が 妙に不気味で頭から離れない!) だけど嬉しいことに私の勘は見事に外れる。 ユーメイの仕事の場のそばで娘と2人絵本を楽しむヨンシャンはすっかり 父親の顔になっていた。 探すことはしない。 それでもラストに2人は巡り合う。 2人を引き合わせたのは幼い頃母親が枕元で話してくれた物語だった。 ユーナンがユーメイだと気づき投げかけるさりげない言葉と笑顔が秀逸。 あなたを、想う。 オフィシャルサイト 台湾・香港合作
by sabunorihk
| 2020-02-29 23:59
| 合作映画
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