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ストーリーは王道。 しかしバイオレンスアクションの嵐は言うまでもなく 「蛋民」にスポットを当てることで悪役である貴成(余文樂: ショーン・ユー)の存在に深みを感じられた。 彼の最期は壮絶としか言いようがなく、そんな彼に最後まで添い遂げる 阿雪(文詠珊:ジャニス・マン)の一途さは悪役ながらも どこか共感を呼ぶ。 更に「海」が作品の舞台となることで水中でのアクションシーンなど 目新しさも加わった。 とは言え水中での戦いでは一瞬で誰が誰だか見分けがつきづらいのだが。 西狗(張晋:マックス・チャン)が金髪なのはアクションシーンで 「これが彼」という目印にするためだったのでは?というのは 私の勘繰り過ぎか。(笑) 張晋がすでに40代半ばであることに驚く。 年齢よりはるかに若く見える。 養女との親子関係に違和感を感じていたのだが実年齢を知れば それほどおかしくもない設定なのだなとやや納得。 クールな(というか抑揚のない)広東語をしゃべる倉田先生にも ときめいたが更に私を小躍りさせたのは太保の登場。 彼が常にブツブツとつぶやくように唇を動かしているのが印象的。 絶対何か意味がある!!と伏線を予想していたのだが最後まで 何も起こらず。深読みし過ぎだったようだ。(笑) どこかでお会いしましたよね?と思っていたら 「SPL 狼たちの処刑台」でタイ警察の刑事を演じていた彼だった。 今回も主人公の傍らでピリッとスパイスのきいた役を演じてナイス。 次回からはどこでお会いしてもきっと大丈夫。頭に刻みましたとも。 一方西狗の上司を演じた林家棟(ラム・カートン)は・・・ 役に立つ男なのか足手まといな男なのか微妙な存在だった。 でも憎めないキャラだったので〇。(笑) 2017年 香港・中国映画<「のむコレ2018」にて鑑賞>
by sabunorihk
| 2018-12-25 07:08
| 香港映画 か行
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