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やっぱりね、 自分が死んだら骨をどうして欲しいかは意思表示しておかねば。 看取った母を先に亡くなっている父と一緒の墓に入れたい。 しかし故郷の村にある父の墓は遠すぎるため自宅の近くへ墓を移したいと 願う娘フイイン(張艾嘉:シルビア・チャン)。 ところが故郷の村には父が若い頃親に決められて結婚した妻がおり、 頑として墓の移転を承知しない。 フイインは父が村を出て自分の意志で一緒になり添い遂げた自分の母こそ 本妻だと証明するために奔走する・・・。 理詰めで自分の母が本妻だと言い張るフイインと 自分の前からいなくなっても家を守り続けた自分こそ妻だと 信じ続けるツォン(呉彦妹:ウー・イェンシュー)。 世代の違い、田舎と都市の違い、個人の思想の違い。 様々なものがぶつかり合い互いを思いやる気持ちを持たない双方。 実力行使で村の墓を掘り返そうとするフイインたちから墓を守るために 墓の上に体を投げ出して大の字になるツォンの姿が目に焼き付く。 ドタバタと感情的になる母親を尻目にフイインの娘ウェイウェイ(郎月婷: ラン・ユエティン)がつぶやく言葉が私たちにも疑問を投げかける。 「おばあちゃんはおじいちゃんのお墓に入りたいって言った?」 そうだ。 今となっては知る由もないが肝心のフイインの母はどうしたかったのだろう。 村人たちまで敵に回した状況の中ツォンの心をあっさり開いてしまう 現代っ子ウェイウェイの存在が大きい。 このウェイウェイ役の郎月婷の呉倩蓮(ン・シンリン)を思い起こさせる クラシカルな顔立ちが良い。 このウェイウェイの恋愛についても恋人と幼馴染への嫉妬、 恋人の保証のない将来への不安などを描きつつ自分の思いを偽りなく まっすぐにぶつけて行動する姿が一生待ち続ける受け身の愛を貫く ツォンと対照的だ。 更に更年期障害ぎみなフイインをおっとりと包み込むような夫 (田壮壮:ティエン・チュアンチュアン)の存在も大きい。 この田壮壮は本来映画監督であり、あの張震(チャン・チェン)の 凛とした佇まいが美しかった「呉清源 極みの棋譜」もまた彼の作品だ。 互いが相手を思いやる気持ちを見せるラストシーン。 ツォンが亡き夫に向って投げかける言葉が胸に刺さる。 中国・台湾合作
by sabunorihk
| 2018-12-08 08:43
| 合作映画
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