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いやいやいや~面白かった! この作品もっと公開劇場数を拡大してもいいんじゃないの? と当僻地ブログから声を大にして叫んでみたい。 持っていたコーヒーを飲むヒマがなかった。 最後の最後まで畳み込むような怒涛の緊張感の連続で。 劉徳華(アンディ・ラウ)演じる爆弾処理班の隊長。 (この役は彼でなくとも良かったような気が…) 仕事に対してストイックで人間的にも誠実な男だが 決してスーパーヒーローではない。 目の前にある爆弾処理が自分の手には負えないという現実に 面した時の冷静な判断力に目を見張る。 時にそれが辛い決断であったとしても。 亡くなっていった仕事仲間たちに対する思いや恐怖から 精神的に追い込まれながらも現場での仕事にこだわり続ける男を演じ この役で香港電影金像奨最優秀助演男優賞を受賞した。 しかし個人的に一番鮮烈なインパクトを残した登場人物といえば 海底トンネルでの人質となり警官だとバレてしまう若い男を演じた 蔡瀚億(ベイビージョン・チョイ)。 登場シーンはごく少ないながらも恐怖と絶望、そして警官としての 誇りを捨てなかった姿には涙、涙。 目の前で自分と同じ警官の道を選んだ自慢の息子を連れ去られる 老いた父親の気持ちを考えると更に涙、涙。 ところでこの作品での彼の役名が「ウォン・ティンロック」と知って 「黄天樂って『29歳問題』でベイビージョン・チョイの仲良しを演じた 鄭欣宜(ジョイス・チェン)の役名と一緒!?」 と思ったら黄天樂ではなく黃天諾なのね。 父親の元同僚に何華超(トニー・ホー)など脇を固める実力派たちも〇。 ラストも夢見るヒーロー作品とは違い「そう来たか!」という決着のつけ方で 好ましい印象。 風の噂では本作はすでに続編も決定しているとか。 続編とはいえ全く別の物語となるようだ。 監督と主演は邱禮濤(ハーマン・ヤウ)と劉徳華(アンディ・ラウ)が 続投する。 SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班 オフィシャルサイト 香港・中国映画
by sabunorihk
| 2018-11-30 07:20
| 香港映画 さ行
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