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2002年の作品。 名作は色あせないのだ。 ということを実感。 今回大きなスクリーンで観る機会に恵まれたことに感謝。 桂綸鎂(グイ・ルンメイ)を語る時「あの『藍色夏恋』の」と 今でも多くの人が枕詞にする。 それほど彼女はこのデビュー作品で強烈な印象を残している。 昔と変わらないな、と彼女を見るにつけ思っていたが、 このデビュー作品での彼女はさすがに若くフレッシュ。 (いや、現在の彼女ももちろん美しいが) 自分の未来が全く見えないと言うモン(桂綸鎂:ルイ・グンメイ)の 自分を責める生真面目さとまっすぐな瞳が印象的だった。 そんな彼女を屈託のない明るさで包むチャン(陳柏霖:チェン・ボーリン) の大らかさも良い。 2人が競うように自転車で走る姿に爽やかな風を感じ、 信号待ちで互いを意識しあうシーンの間の絶妙感に唸る。 女子高校生2人と男子高校生1人の淡く苦い三角関係。 その結末は誰1人として自分の思いを遂げることがないのだが なぜこれほど清々しいエンディングなのだろう。 今は友達。 でもいつか2人の関係に変化が訪れる日が来るかもしれない。 そんな未知の可能性を秘めた未来が見え隠れする。 いや、これは私の希望的観測なのかも。 2002年 台湾・フランス合作 DVD鑑賞時の感想はコチラ
by sabunorihk
| 2018-11-26 21:57
| 合作映画
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