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2012年に大阪アジアン映画祭で鑑賞してからすでに5年。 「九月に降る風」「百日告別」の林書宇(トム・リン)監督作では あるものの、出演陣がそれほどメジャーなわけでもないので 一般公開は諦めていた本作。 待てば海路の日和あり・・・5年経っても再鑑賞でも秀作はやはり秀作。 林書宇監督 × 絵本作家・幾米(ジミー・リャオ)のタッグで描かれる ノスタルジックで繊細な世界を思い存分堪能できる幸せな100分。 13歳の欣美(徐嬌:シュウ・チャオ)と宇傑(林暉閔:リン・フイミン)。 たった数か月だけ一緒に過ごした2人の夏の思い出は恋というには淡く、 しかし深くに2人の心に残り続ける。 なくしてしまったジグソーパズルの最後の1ピースの存在のように。 宇傑が欣美の前から姿を消し、それでも月日は流れていく。 淡々と、しかし微笑ましく映し出されるエピソードたち・・・ いじめっ子だった男子が欣美に告白したり、両親が離婚して 父と2人暮らしになったり・・・ そういう日々の出来事とともに欣美が静かに語る大人たちへの メッセージに涙が止まらない。 一方宇傑はその後どんな人生を送ってどんな青年になっているのだろう。 そんな思いを見透かされたかのようなラストシーン。 あえて現在の宇傑の姿を見せない演出がニクい。 劉若英(レネ・リウ)演じる彼女はもしかしたら後に結婚する フランス人男性との関係に長い間悩んでいたのかもしれない。 フランスを愛してやまない彼女にとって台湾での家族との生活は 決して幸せとは言えなかったのだろう。 身勝手と責められることはわかっていてもどうにもならないこともある。 フランス料理店で泣き出す母を見つめる欣美は一体何を感じたのか。 しかしやはり一番心に残るのは前回同様映像の美しさ。 2人が歩く後ろを折り紙の動物たちが一緒に行進するシーンや おじいちゃんの家へと向かう列車が夜空を走るシーン・・・。 五月天の澄んだメロディーラインがファンタジックな映像を引き立てる。 劇場公開を知った時から予感していた。 きっとこの作品が私の今年のベスト映画になる、と。 前回鑑賞時の感想はコチラ 台湾・中国合作
by sabunorihk
| 2017-11-25 23:43
| 合作映画
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