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大人になり今になって思うとドッジボールの組み分けというのは なんと残酷なものなのだと心が痛む。 いつまでたっても自分が選ばれないソンの言葉に出来ないほどの 繊細さが光る表情で一気に物語に引き込まれた。 昨日までの仲良しが今日は仲間はずれ。 友達の笑い声や投げつけられる言葉の棘が心に突き刺さる。 理由のわからない疎外感の中それでもソンの背筋は伸びている。 家は決して裕福ではないけれど彼女にあの母親と弟がいてよかった。 あの家族がいなければソンはどうなっていたのだろう。 そんな母親とソンの温かな関係を目の当たりにして 羨ましさや妬みからソンへの態度を一変させてしまうジア。 家族関係の問題を抱える彼女が強がる姿もまた愛おしい。 ジアが必死に封印している劣等感。 その小さなプライドをお祖母ちゃんが軽く握りつぶしてしまうというのも またリアル。 大人ってホントに鈍感・・・。 傷つけられても傷つけても本当に友達になりたければ仲直りはできる。 ドッジボールで始まった物語は同じくドッジボールのシーンで終わる。 アウトになりコートの外野に立つソンとジアの間の微妙な距離感と なかなかタイミングの合わない視線のやりとり。 希望の光を期待させる静かなエンディングが心地良い。 それにしてもソンの弟!天使だ。 わたしたち オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2017-10-18 09:56
| 韓国映画
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