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今年の大阪アジアン映画祭鑑賞作品で一番お気に入りの作品。 舞台は1992年の香港。 坪州島に住む俊賢(黄又南:ウォン・ヤウナム)はある日映画館で働く 女性に一目惚れ。 もう1度彼女に会いたい!と翌日もフェリーに乗って映画館を訪れるが なんとお目当ての彼女は前日で仕事をやめていた。 唯一の手掛かりは「王家欣(ウォン・カーヤン)」という彼女の名前。 そこで俊賢は分厚い電話帳を手に香港中の王家欣に電話をかけまくる…。 1992年という設定がいい。 監督にとって「インターネットは普及していなかったけれど困っていれば 人が駆けつけて助けてくれた古き良き時代」という思いがある年代だそうだが 私にもまた深い思い入れがある特別な年。 香港に住み始めたのがまさに1992年だったから。 俊賢が電話で人探しを始めると老若男女を問わず「王家欣」がザクザク 電話口に登場する。 そもそも中国名から男女の判別が出来ない私は1つの疑問が頭に浮かんだ。 「家欣」というのは男女どちらにも使う名前なのか?というコト。 鑑賞後に行われた劉偉恒(ベニー・ラウ)監督のQ&Aによると 「家欣」という名前は男女どちらにも使われて、更に大変ポピュラーな 名前だという。 香港ではこの作品で「王家欣さんは無料」という企画をしたところ 会場中が全員王家欣さんで埋め尽くされたそう。ひゃ~~。 本作でも俊賢の電話が縁で知り合った王家欣が坪州島に集結するシーンが 盛り込まれている。 それぞれ胸に俊賢と知り合った順の番号をつけた王家欣の笑顔で 埋め尽くされたほのぼのパーティ。 それを企画したのももちろん王家欣(♀)。 彼女は俊賢と知り合ってからずっと彼の傍らで王家欣捜しを手伝っていた 女子高生カーヤン(呉千語:カリーナ・ン)。 ちょっと気の強い彼女と俊賢、そして俊賢の幼馴染ポール(泰臣) (実は彼もまた王家欣だった!)の3人組のアンサンブルもまた可愛くて。 お人よしでのんびりした性格の俊賢は黄又南にうってつけの役どころ。 自分のお目当ての彼女捜しは上手くいかないものの、彼の周囲には 何人もの王家欣が現れ、彼らの歩いてきた人生を垣間見ることになる。 そして俊賢がその何人もの王家欣の縁結びをしてしまうのだ。 全く期せずして。(笑) まるで天使のような存在の俊賢だが現在の彼は親友ポールによって 語られるのみで最後まで姿を現すことがない。 ひょっとしたら彼は本当に天使だったのではないだろうか。 後日談の如くさりげなく挿入される1995年のエピソード。 なんと俊賢は偶然お目当ての彼女とバスで遭遇するのだ。 人生なんてこんなモノだ。 しかし声をかけることはない。 必死だったあの頃から3年。 彼の中では「一生懸命だったあの時の自分」という過去が キラキラ輝く思い出として完成していたのかもしれない。 もしくはいつもそばにいてくれたカーヤンが恋人になっていたりして? 豪華なゲスト勢も見どころの1つ。 嗚呼、やっぱりここでも譚耀文(パトリック・タム)はポッチャリ体系。 髪型のせいか子供にすら見える…。 というか、彼は一体どのシーンに出演していたのだろう??
by sabunorihk
| 2016-08-05 09:55
| 香港映画 あ行
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