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今回取れたのは劇場の前方一番端といういささか「えぇ~っ!」な席だった。 それでもチケット発売から30分で(わずか5分という情報も!) SOLD OUTだったことを考えれば取れただけでもありがたいと思わねばなるまい。 物語は180分という長丁場。 私の心配はもっぱら「途中でトイレに行きたくなったらどうしよう」というコト。 なにしろ席を立つには同じ列の方々5人ほどの前を「失礼」と通らせていただいて やっと通路に出られる仕組みなのだ。 しかしそんな心配は映画のスタートとともに吹き飛んだ。 一気に物語に引き込まれたのだ。 気がつけばあっという間の180分。 もっともっと嘉農の試合を観ていたかった。 日本統治下の1931年、台湾代表として甲子園に出場し準優勝した嘉義農林学校 (KANO)野球部を描いた実話。 鑑賞後の清々しさといったら半端ではない。 嘉農野球部メンバーの試合中バッターボックスに入る前に深々と頭を下げて 元気よく挨拶をする礼儀正しさに胸を打たれ 怪我をしたピッチャーに「無理せず打たせろ。俺たちが全て止めてやる」と 言葉を投げかけそれを有言実行するメンバーたちの姿にまたしても胸を打たれる。 決勝戦の試合のシーンはあたかも本物の試合を観ているかのような錯覚に陥り 思わず身を乗り出して見入ってしまう。 嘉農の台湾人、台湾原住民、日本人の混合チームという構成もまた嬉しい。 周囲からは否定的な言葉を投げつけられても彼らにとっては何人でも関係ない。 なぜならチームメイトは「仲間」なのだから。 物語は彼らの野球生活のみならずメンバーの淡い初恋やこの当時 烏山頭ダム建設に携わったダム技師八田与一(大沢たかお)の エピソードなども織り込まれ作品に厚みが加わる。 また甲子園で対戦する北海道の代表校のピッチャーが嘉農の勢いに圧倒され プレッシャーから続投できなくなってしまうエピソードも印象に残る。 彼は後に嘉義の地を訪れ嘉農の練習グランドに足を運ぶ。 決して恵まれていない練習場。 そこから生まれたあの力強いチームの素晴らしさを彼は今更ながら思い知るのだ。 嬉しいことに本作はすでに日本での一般公開がほぼ決まっているようだ。 その時にはまた劇場に足を運んでしまう予感。 今度は劇場の端からではなく真ん中でスクリーンに広がる彼らの活躍を応援したい。 台湾映画<「大阪アジアン映画祭2014」にて鑑賞>
by sabunorihk
| 2014-03-08 23:59
| 台湾映画
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