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ほのぼのとした心温まるストーリーを想像していたのだ。 ところがお弁当箱の蓋を開けてみればそこにあったのは 現在のインドの子供たちが直面する厳しい現実。 インドの小学校教師と生徒たちの絶対的な関係に驚くばかり。 インドではお弁当のおすそ分けが当然のことなのだろうか。 同僚教師からだけでなく子供たちのお弁当までをたかる教師の存在には 開いた口がふさがらない・・・。 (ちなみにこの教師ヴァルマーを演じているのが本作の監督アモール・グプテ) 日本だったら子供たちが親に言いつけて、親が学校に乗り込む・・・ そんなストーリーがすぐさま頭に浮かぶがインドではさにあらず。 子供たちと教師の関係、更には子供たちと親との関係まで透けて見えるような展開。 そんな中子供たちは一致団結して教師の面目を直接潰さぬよう問題から回避を試みる。 なにやら事情があって母親の作ったお弁当を持ってくることができないスタンリーにも ごくごく自然に仲間が弁当を分け合う。 物語の後半、スタンリーが満面の笑みで母親の手作り弁当を学校に持ってくる。 ところがそのスタンリーの笑みの裏側にある真実を知り心がきしむ。 真実を胸にしまいこみ母親の手作り弁当を教師たちにまで振舞うスタンリー。 彼が心の奥にしまいこんだ真実に全く気づくことなく、振舞われたお弁当に 舌鼓を打つ能天気な教師たちの滑稽な姿。 インドの教師たちは生徒たちの家庭の事情を全く把握していないものなのか。 スタンリーの笑顔を見ても一緒に笑顔になることができない。 しかしスタンリーにとっては何の疑いもなく「美味しい」とお弁当を誉めてくれる 教師たちの存在こそが心の支えになっているのかもしれない。 ・・・そんなことを考えてしまうと更に複雑な思いが胸に広がってしまうのだった。 スタンリーのお弁当箱 オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2013-07-21 19:43
| インド映画
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