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物語の始まりは1985年、戒厳令下の台湾、高雄。 高校生のメイベル(桂綸鎂:グイ・ルンメイ)、ライアム(張孝全:ジョセフ・チャン)、 アーロン(鳳小岳:リディアン・ヴォーン)の3人の友情と愛情の物語を 当時の時代背景を織り込みながら30年間に渡って綴られていく。 何度か台湾を訪れたことはあっても台湾の過去の歴史については ほとんどわかっていないということに本作を観て気づいた。 どこか「花連の夏」と重なる部分があるかもしれない。 本作同様に台湾を舞台に男女3人の高校生の愛と友情を描いた大好きな作品だが あの物語のその後を描いたとしたらこんな展開になったのだろうか。 「花連の夏」はノスタルジックな要素がかなり感じられる作品だったが この「女朋友、男朋友」はもっとシビアでビターなストーリーだ。 それはライアム自身が自分の恋人から投げられた言葉だ。 そしてこの言葉はまさに私がメイベルに対して絶えず感じていたことでもあった。 気が強いくせに(それはもしかしたら虚勢を張っていただけなのかもしれない) いつでも相手のことを思って身を引いてしまうメイベル。 そもそもメイベルは本当にアーロンを愛していたのか? そして他の女性と結婚し子供も授かりながらいつまでもメイベルと関係を続ける アーロンの真意は一体どこにあるのか? 久しぶりに再会し2人の関係を知り戸惑うライアム同様、 私も2人の関係が理解できずにいた。 しかし家族と電話で話すアーロンを邪魔するようにまるで子供の如く 彼を殴りつけるメイベルの姿を、そしてそんな彼女を全て受け入れて 抱きしめるアーロンの姿を目の当たりにした時、 他人にどう言われようと本人たちにしかわからない愛の姿を見た気がした。 鑑賞前のイメージよりはるかに重く胸を締めつけられる物語だった。 「恋人には2通り。自分が想う人と自分を想ってくれる人」 ポスターに綴られたこの言葉が全てを物語っている。 友情と愛情の間を頼りなく行き来する3人の繊細な感情描写が秀逸。 全ての世代をほぼ違和感なく、等身大に演じ切った主演の3人の健闘に拍手。 個人的にはオヤジになった張孝全(ジョセフ・チャン)が一番ステキに思えた。 2012年台湾映画<「大阪アジアン映画祭」にて鑑賞>
by sabunorihk
| 2013-03-19 20:43
| 台湾映画
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