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試験が終わり教室を飛び出す。 この瞬間から夏休みが始まる。 遠い昔のあの開放感を思い出すだけで胸が躍る。 そんなファーストシーンから始まる4つの恋の物語。 どのエピソードも登場人物たちが生き生きと描かれていて 自分の学生時代の思い出とオーバーラップする。 中でも特に気に入ったのが台湾のアイドルに夢中になる女の子の物語。 彼が主演するまるで「冬のソナタ」のようなベタベタな恋愛映画をうっとり顔で鑑賞し、 CD屋のおじさんに頼み込んで等身大の彼のパネルを手に入れる。 もうすぐ全国ツアーでタイにやって来る彼に会う日を楽しみにしながら 中国語教室に通う。 家中のいたる所に単語を貼ってやる気満々。 「好きなスターと話したい!」 そんなミーハーな原動力というのは実は語学習得への一番の近道なのだ。 彼女が学んだ「你的肝有問題嗎?(あなたの肝臓大丈夫ですか?)」のフレーズで 大好きなアイドルの曲を口ずさむシーンは可愛らしかったなぁ。 本作にはアジア圏で絶大な人気を誇る(というウワサの)蒼井そらも出演している。 名前だけは存じ上げていたもののお顔を拝見するのはこれが初めて。 役どころはまさにエロ可愛い日本人旅行者で、先日鑑賞した「アンニョン!君の名は」でも 主演していたチャンタウィット・タナセーウィーくんを惑わせる役どころ。 こんな可愛い子に「一緒に行かない!?」なんて甘ったるい片言の英語で誘われたら そりゃ男子ならフラフラ〜ッとついて行かないワケがない・・・。 ところでこの作品に「フェーンチャン ぼくの恋人」の主演の2人が出演していると 鑑賞後に知ってビックリ。 そう言われて考えてみると「ああ、あの子とあの子がそうか」とわかるものの 成長の早さに驚くばかり。 この作品からすでに5年が経っている。 現在の彼らは更に大人になっているはず。 また別の作品で今の彼らに会いたい。 タイの夏休みが3月4月あたりだというのも新鮮な驚き。 ゴールデン・ウィークにタイに行こうと誘うと決まってダンナが 「一番暑い時期だからいやだ」と言うのは正しかったのね。 というワケで今年の夏休みはタイに行くことに決めた。 2008年タイ映画<「大阪アジアン映画祭」にて鑑賞>
by sabunorihk
| 2013-03-16 23:59
| タイ映画
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