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舞台は中国大陸。 麻薬工場の爆発事故が原因で病院に担ぎこまれたティンミン(古天樂:ルイス・クー)は チョウ(孫紅雷:スン・ホンレイ)率いる麻薬対策班に逮捕される。 しかし死刑を免れたいティンミンは警察への全面協力を約束する・・・。 古天樂がスゴイ。 そこまでして生き延びたいのかと呆れ果てるほどの生への執着ぶり。 生きるためなら仲間を売るなんざ当たり前。 途中までは彼の生き様に唖然とするばかりだったものの、 終盤になると滑稽さが際立ち笑いさえこみ上げてしまうほど。 杜琪峰(ジョニー・トー)監督の手腕が光る。 敏腕刑事であるチョウはこのティンミンを終始完全には信用していない。 そりゃ当然だ。素人の私から見てもティンミンという人物は 信用できない空気が漂いまくり。 なにしろ自分の保身のためにあっという間に仲間たちを裏切る人間なのだ。 チャンスさえあればまたすぐにこちらの信用を裏切るのは火を見るより明らかだ。 一方の麻薬捜査班の隊長チェン。 終始冷静に采配を振るう彼だが麻薬捜査官というのは役者の才能も必要のようだ。 ティンミンの仲間を装い自ら麻薬の取引に赴くチェン。 相手から麻薬の吸引を迫られるシーンでは身を投げ出してそれに応じる。 取引相手が去った後、チェンの身に起こる麻薬の幻覚症状と 必死にそれを取り除こうとする仲間たちのエピソードに麻薬の恐ろしさを 改めて思い知らされる。 時折顔を覗かせるユーモア。 杜琪峰ファンには嬉しい常連組の林雪(ラム・シュッ)や林家棟(ラム・カートン)の 出演シーンも用意されている。 個人的には彼ら香港人の登場シーンで会話が広東語中心になりホッとした。 まさか彼らにまで北京語をしゃべらす気では・・・とドキドキしたのだ。(笑) (とはいえティンミンは香港人という設定なので周囲が北京語を話す中、 ほぼ全編1人で広東語をしゃべりまくっていたのだが) 物語のラストエピソードは気持ちの良いものではないし、 そこまで描く必要はあるのかと思う一方で、やはりティンミンという人間の 愚かさ、滑稽さを描くにはあそこまでやるべきだったのだろうな、とも思った。 2013年香港・中国合作<「大阪アジアン映画祭」にて鑑賞>
by sabunorihk
| 2013-03-14 23:25
| 香港映画 た行
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