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金持ちの放蕩息子トップ(パチャラ・ジラーティワット:Peach)は ふとしたきっかけで商売の面白さに目覚める。 そんな彼が試行錯誤を繰り返しながら19歳でついに実業家として成功する物語。 鑑賞からすでに1ヶ月近く経ってしまい、細部についてはすでに記憶の彼方に・・・。 これ以上忘れないうちに感想を書いておくことにしよう。(笑) この作品、なんと実話だそうで。 そんなワケですぐに思い浮かべるのはFace Book創設者のマーク・ザッカーバーグ。 彼を描いた「ソーシャル・ネットワーク」は物語に少しばかり関心を持てても マークという人物には全く興味を持てない作品だったが こちらの主人公トップは物語が進むにつれ「がんばれ」と応援したくなるような 親近感を持てる魅力的な人物だった。 なにしろトップという男の子は頭で考えるよりも行動してしまうタイプ。 なので突き進んではコケて、また起き上がって全力疾走してはまたコケる・・・ それでもくじけず能天気に進み続ける。 オンライン・ゲームから始まって焼き栗売りを経由して最終的には味付のり。 その間には父親の事業の失敗による多額の借金と両親の中国移住、 味付のりの存在を教えてくれた恋人との別れ、 焼き栗事業の失敗とさまざまな不運がトップを襲う。 それでも終始彼を助けてくれる親戚のおじさんや彼の話に耳を傾けてくれる 銀行の融資担当者などトップはその人懐こさや明るさで周囲を巻き込んでいく。 鑑賞後のQ&Aで「130分という上映時間は長くはなかったか」という 質問に対してソンヨット・スックマークアナン監督が答えた。 「実はトップに関する面白いエピソードはまだまだたくさんあるんです。」 つまり130分というのもエピソードを削りに削った結果の尺なのだということだろう。 わわっ他に一体どんな面白エピソードがあるのかしら〜と興味津々な私。 監督からは実際のトップについていくつかの話を聞くことができた。 父親の事業の失敗で一度は手放した自宅(これがバカでかい大豪邸!)も 後にトップが買い戻し、中国から戻った両親と一緒に今でも住んでいるという。 トップを演じたPeachくんも可愛らしく魅力的な青年だったが 現在26歳になる実際のトップもかなりのルックスだそう。 ぜひとも実物のお顔をチェックしてみたいわ♪ 一番笑ったのはトップが味付のりのネーミングを提案するシーン。 「商品名はジェイ・チョウがいいよ」 もちろん「ジェイ・チョウは韓流スターではない!」というツッコミが入ったことは 言うまでもない。(笑) 2011年 タイ映画<「大阪アジアン映画祭2012」にて鑑賞>
by sabunorihk
| 2012-04-12 23:13
| タイ映画
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