★掲載画像について★
このブログに掲載されている 画像の転載を禁じます。
カテゴリ
全体 香港映画 あ行 香港映画 か行 香港映画 さ行 香港映画 た行 香港映画 な行 香港映画 は行 香港映画 ま行 香港映画 や行 香港映画 ら行 香港映画 わ行 台湾映画 中国映画 韓国映画 タイ映画 シンガポール映画 インド映画 合作映画 その他映画 香港ドラマ 香港よもやま話 香港映画雑記 ごあいさつ 年間ベスト10 未分類 以前の記事
記事ランキング
タグ
劇場鑑賞(425)
DVD・VCD・ビデオ(144) さ行(113) か行(102) あ行(101) は行(95) た行(86) スカパー(43) ら行(40) ま行(34) な行(16) わ行(14) や行(10) 最新のトラックバック
ブログジャンル
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
画像一覧
|
ブレイン(古天樂:ルイス・クー)は3人の仲間とチームを組み 事故に見せかけた殺人を請け負うことを生業としていた。 ある雨の夜いつものように綿密な計画と鮮やかなチームワークで 事故を装った殺人を遂行するはずが、偶然重なった事故により 仲間の1人ふとっちょ(林雪:ラム・シュッ)が死亡してしまう。 その時からブレインの頭に1つの疑惑が生まれる。 これは本当に事故だったのだろうか。 もしかしたら巧みに仕組まれた自分たちを狙った殺人なのではないか、と・・・。 無駄なエピソードをそぎ落としギリギリの登場人物、エピソード、 そしてセリフで構成されたシンプルかつスタイリッシュな秀作。 冒頭の人と車でひしめく混沌とした昼間の香港の街。 それとは対照的にトラムの線路脇を自転車が走る夜の闇に包まれた静かな香港の街。 どちらもいつもと変わらない日常の風景でありながら 実はブレインたちによって計算しつくされた「作られた日常」だ。 お年をめしたその姿に月日の流れを改めて感じるが、 「五福星」からの年月を考えれば彼も私も年をとって当然だ。(笑) それから冒頭の眼鏡オヤジ、あれは林家棟(ラム・カートン)だったと思うのだが 見間違いだろうか?? 発車のベルが鳴り、ドアが閉まる寸前に地下鉄に乗車する。 バスでは決して八達通(オクトパス)を使わず現金で支払う。 バスを降りてもすぐには歩き出さずバス停で降りた人たちが歩き去るまで待つ・・・。 仕事を終えて帰宅するまでのブレインの用心深さを見ているだけで こちらの気が滅入ってしまうほどだ。 予想外の方向へ向かう。 そこでブレインの中に芽生えてしまう疑惑。 仲間の死は事故ではなく仕組まれた殺人なのではないか? たった1つの心のほころびはあっという間に大きくなってブレインの頭の中を占領する。 結局のところ、何が真実かが重要ではない。 本人が思い込んでしまったらそれが真実となってしまうのだ。 1つ思い込みが生まれればそれに辻褄をあわせるような出来事を無意識に選び出し 更にその思い込みは真実性を帯び、確信へとつながる。 そうなれば仲間の言葉など自分を陥れるための罠でしかなくなる。 計画殺人という感情を切り離した世界を通して描かれる人間の心の曖昧さ、弱さ。 抑えた演技に見ごたえのあるストーリー展開、そして独特の映像美が奏でる三重奏。 人間はやっぱり愚かだ。 でもだからこそ人間なのだ。 アクシデント(意外) オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2011-10-16 23:43
| 香港映画 あ行
|
ファン申請 |
||