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中国・青島(チンタオ)の水族館で働く心誠(シンチョン)(李連杰:ジェット・リー)は 自閉症の息子大福(ターフー)(文章:ウェン・ジャン)と2人暮らし。 慎ましくも仲良く暮らす2人であったが、心誠は末期ガンであると宣告される。 心誠は自分がいなくなった後も息子が幸せに暮らせるようにと 残りの人生を息子のために費やすことに専念する・・・。 「平凡にして偉大なすべての父と母へ」 この一行のメッセージがこの作品の全てを語っている。 なので私の感想など不要だと思う。 ただただスクリーンを見つめながら「親の子を思う気持ちの強さ」に頭が下がる。 心誠の頭の中は自分の余命と死に対する恐怖よりも 我が子のこれからの人生への思いでいっぱいだ。 薛暁路(シュエ・シャオルー)監督自身が14年間続けた自閉症支援施設での ボランティア活動をベースに作られた物語は単なるお涙頂戴ではなく ずっしりとした説得力のある作品となっている。 水族館の水槽のブルー キラキラと水面の揺れる海のブルー 大福の着るジャケットのブルー・・・ 心に残る青を基調とした映像の美しさはクリストファー・ドイルならでは。 この心安らぐ映像がともすれば沈みがちな重いテーマの救いとなる。 水族館の水槽で自由自在に魚たちと泳ぐ大福。 地上での生活よりはるかに自然で心解き放たれる水の中での彼。 その姿は「グラン・ブルー」のジャック・マイヨールと重なってしまう。 「彼は感情がないのではなく、うまく表現できないだけ」 その言葉にはっとさせられる。 ぬいぐるみの置き場所で父は息子を、息子は父を想う。 見えない絆を感じられる大好きなシーン。 物語はその後の大福の日常を描いて幕を閉じる。 降りるバス停に到着すると「降ります」と声を出して告げること。 自分で朝食の玉子をゆでること。 水族館の床をゆっくりと几帳面に掃除すること。 そんな息子大福の姿を見て天堂(天国)で微笑む心誠の姿が見えるようだ。 海洋天堂 オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2011-07-26 20:19
| 合作映画
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