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タイ東北部の村に住むブンミ(タナパット・サーイセイマー)は腎臓の病を患い 自分の死期が近いことを悟る。 ある日ブンミの妻の妹ジェン(ジェンチラー・ポンパス)、トン(サックダー・ケァウブアディー) とともに囲む食卓に19年前死んだブンミの妻フエイ(ナッタカーン・アパイウォン)が 突然姿を現す。 更に数年前から行方不明になっているブンミの息子ブンソンも 猿の精霊へと姿を変えやって来る・・・。 第63回カンヌ国際映画祭でタイ映画初のパルムドールを獲得した本作。 カンヌのパルムドール作品とは相性が悪いこと、 更にアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の前作「トロピカル・マラディ」が 楽しめなかったこと・・・ この2点から鑑賞を迷ったものの、予告編が私好みだったことから思い切って鑑賞。 結論。 観てよかった! とてつもなく魅せられてしまう世界が広がる物語だった。 実のところ監督が描こうとしたものが一体何だったのか、 それをキチンと理解することはできなかったのだ。 それでも「好き」と思えてしまう作品というものがごく稀にある。 本作はまさにそれ。 1つ1つのエピソードの意味するものをうまく噛み砕くことができない。 だがそれは取るに足らないことかもしれない。 もっと大きな視点で監督の描く世界観に包まれることの心地良さに酔う。 死んだ妻が食卓に現れても誰も恐怖感を抱くことはない。 森の暗闇で目が赤々と光る猿の精霊の姿と話も自然に受け入れる。 自分の死期がやってきたことを悟り森の洞窟へと足を踏み入れるブンミ。 自分の姿を嘆き悲しむ王女とナマズの物語。 もう1人の自分を見てしまうトンの困惑。 どれも監督の意図がうまく理解できなくとも心の底辺で肯定できる不思議さ。 輪廻転生、森羅万象。 風の音、草木のざわめき、鳥の鳴き声・・・ ブンミの生活を取り巻く自然の音たちが心に染み入る。 こんな場所で人生を送っていけたら私も自分に起こる全てのこと(自分の死でさえも)を ブンミのように静かに受け入れられるかもしれない。 Penguin Villaが唄う美しいテーマ曲も印象的な「ブンミおじさんの森」予告編 ブンミおじさんの森 オフィシャルサイト タイ/イギリス/フランス/ドイツ/スペイン合作
by sabunorihk
| 2011-06-11 23:21
| 合作映画
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