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アラン(譚詠麟:アラン・タム)とエリック(曾志偉:エリック・ツァン)は幼馴染。 2人はエリックの父の船で遊ぶのが大好きな少年だった。 しかしある日突然エリックはアランの前から姿を消す。 莫大な借金を作った父親に連れられてアメリカへと渡ったのだ。 手紙のやりとりも途絶えた10年後、エリックはひょっこりと香港へ戻ってくる。 一緒に暮らし始める2人の前に1人の女性オリーブ(張曼玉:マギー・チャン)が現れ、 友情と愛情の交差する三角関係が始まる・・・。 1991年の作品。 なんと陳可辛(ピーター・チャン)初監督作だそうだ。 ストーリーは取るに足らないある意味ありふれた物語なのだが 物語の冒頭からどこか「期待させる空気」を感じる。 同じ物語を別の監督が撮ったとしたらこの独特の空気を感じられず 「どこにでも転がっているハナシ」で終わってしまっただろうと思うと やはり私は陳可辛監督作と相性が良いのだろう。 もしかしたら彼はこの作品をベースに数年後「ラブソング」を製作したのではないかと 思ってしまうほど(真偽のほどは不明)どこか2つの作品に流れる空気は似ている。 それは出演俳優が重なっているからということでは断じてない。 懐かしい顔ぶれに思わず頬がゆるむ。 アランが働く赤柱(スタンレー)のパブのオーナーにバリー・ウォン。 バリー・ウォンといっても王晶ではなく黄炳耀。 男優としてよりも脚本家としての彼の方が有名かもしれない。 本作でも李志毅(レイ・チーガイ)とともに脚本も手がけている。 そしてこのパブの常連客の1人、ピエール(笑)役に柯受良(ブラッキー・コー)。 20年という月日はあっという間であったもののやはり重い。 黄炳耀はこの作品の翌年1992年にドイツで、そして柯受良は2003年に上海で それぞれこの世を去っている。合掌。 そしてもう1人懐かしい顔を見つけた。 80年代から90年代始めにかけてチョコチョコとその姿をさまざまな作品で見かけた 方保羅(ポール・フォロノフ)。 やたらと流暢な広東語をしゃべるアメリカ人の彼だが、一体今はどうしているんだろうと 気になって調べてみたらどうやら現在は映画評論家として活躍しているようだ。 きっと渋みが加わったであろう現在の彼の姿も見てみたい。 どこか幼さの残る曾志偉の姿にびっくり。 この20年でめちゃくちゃ貫禄をつけてしまった俳優の1人だろう。 オリーブへの思いを胸に秘め、辛い人生にも静かに微笑むエリックが たった1つだけ口に出した胸の内の言葉。 「お前にオリーブを会わせなければよかった」 それはきっと自分のためではなく 2人の悲しむ姿を見たくなかったという思いから出た言葉に違いない。 1991年 香港映画
by sabunorihk
| 2011-06-08 21:58
| 香港映画 あ行
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