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背中にドリルで無数の穴を開けられ失血死させられるという連続殺人事件が勃発。 この事件を追っていたレン・クォン(郭富城・アーロン・クォック)の同僚タイ (陳観泰:チェン・カンタイ)が3人目の被害者となりアパートから転落し意識不明となる。 レンはそのアパートの7階で気を失っているのを発見されるが意識が戻った後も 記憶は戻らない。 その後捜査を続行するも明らかになる事実は全て自分に不利であることから レンは次第に冷静さを失い始める・・・。 目の前に落下し地面に叩きつけられる男。 みるみるうちに広がる血の海、不自然に曲がった男の足・・・。 ファーストシーンの衝撃とそれとは裏腹な映像の美しさ。 撮影は「花様年華」「百年恋歌」「トロッコ」等でその映像には定評ある 李屏賓(リー・ピンビン)だと知りなるほどと納得! このファーストシーンですでに物語にドップリと引き込まれる。 引き込まれるのだが・・・ その後の展開は意見が真っ二つに別れるだろうというのは明らかだ。 私はまぁそれもアリだろう派だが、それはアリエン!派も多数いるはず。 中国本土での公開時にはタイトルとエンディングが差し替えられたというのも納得だ。 (ちなみに中国での公開時のタイトルは「罪と罰」) 私がこの作品を許容範囲とする理由はただ1つ。 それは「香港映画だから」。(笑) 昨年鑑賞して私のベスト10に入っているある映画や、大好きなホラー作を 彷彿とさせるような展開ながらここまでやるのはやはり香港映画ならでは。 物語の真相も衝撃的(あらゆる意味で)であるが、犯行の残忍さにも目を見張る。 一番恐ろしかったのはキッチンで殺されるあのシーン・・・。 あの死に方だけは絶対にイヤだ〜ッ! それにしてもあの犯人役の役者はものすごい演技力ではないか。 彼の豹変ぶりは怖いが犯人が口笛吹きつつ背泳ぎするシーンでは大爆笑だ。 この作品の脇を固めるキャスティングの明暗。 3人目の犠牲者となるタイ役の陳観泰(チェン・カンタイ)。 顔は任達華(サイモン・ヤム)と成奎安(シン・フィオン)をたして2で割った風貌。 今回の役どころではアクションが見られなかったのは残念だったが 往年のカンフー映画時代の彼しか記憶になかった私にとって 現在の彼の姿を見ることができたのは実に嬉しかった。 逆に残念だったのは黄又南(ウォン・ヤウナン)。 レンの同僚の1人として出演していたものの実に誰でもいいような役どころで エンドロールで名前を確認するまで彼だとはわからなかった。 ヤンチャ時代から大人の役者へと移行する今、もしかしたら役者としての 正念場なのかもしれない。 ここを乗り切ってうまく大人の役者へと変身することを願うばかりだ。 そして一番違和感を感じたのはレンの上司。 大陸からやってきたのか職場で1人だけ北京語を話す男。 風貌もまるでキレモノに見えず何故彼をキャスティングしたのか不可解だ。 北京語を話すといえばレンの妻もまた同様。 香港ではありえないシチュエーションとはいえないが夫婦の会話が 広東語と北京語でかわされるというのはやはり見ていて違和感を感じる。 (ちなみに予告編では吹き替えられて彼女は広東語を話していた。) 記憶が戻らず「ひょっとしたら自分が犯人なのか?」と追いつめられ 常軌を逸していくレンの描写は説得力がある一方、 犯人がここまで残忍な殺人を犯す理由が少々弱い気がする。 いやそれは当事者ではないとわからない心の傷なのかもしれない。 そして1度殺人を犯したらその秘密を守るためにはほんの少しの 自分に向けられる疑惑さえも摘み取るために殺人は繰り返されるのだ。 あの犯人はこれから先、どうやって生きていくのだろう。 殺人犯 オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2010-06-07 21:22
| 香港映画 さ行
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