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映画制作アシスタントの青年が主演女優に抱く淡い恋心 映画監督と日本帰りの謎の女性、もしくは映画監督とヤクザの兄 そのヤクザのもとで働くうそっぱちの生活に疲れたタイからの不法滞在青年 薬物中毒の若いカップルの不思議な体験 カップルの友人である日本帰りの女性が毎日空港で待つ誰か・・・ どこかで誰かと誰かがすれ違い、言葉を交わし触れ合うことによって 起こる人間関係の化学反応。 年が明ける1月1日をはさんだ時間帯に5つの物語が交差して 彼らの人生に希望の光が差し込む。 ・・・なんて書いてみたものの、現実なのか幻想なのか? その境目がぼんやりとしたなんとも不思議な作品だった。 この作品を観て初めてわかったことがある。 映画ヒョーロン家の方々はこういう作品に出会うと感想に困って 「新感覚ムービー」と表現したりするのだな、きっと。 新年早々最悪の結末を迎えるそれぞれの人物の人生が 1度年末に戻ることでなぜか希望あふれる人生に変わっていく。 なぜ? もしくは年末に戻ったから変わったということ自体私の思い違い? そもそもどういうカラクリで年末から年始の時が行きつ戻りつするのか? 登場人物全てが映画監督の造った物語の中の世界の出来事だったりして? 「ニセモノ」という言葉がキーワードとなり誰もが失望のどん底で迎える新年。 映画の主演女優との束の間のひとときを「どうかこの一瞬時間を止めて!」と願う 映画制作アシスタントの青年。 一瞬時計の針が1秒後戻りする。 その瞬間当然迎えるはずだった登場人物たちの最悪の未来は 歯車の掛け違いから希望に満ちた未来へと変わったのかもしれない。 全てが謎に満ちた物語だったが、登場人物たちが笑顔で迎えた 新しい年の始まりに「ま、いいか」と私まで笑顔になってしまった。 ・・・だけどやっぱり少しばかり監督の自己陶酔な作品だよな。 私が一番疑問だったのは物語の内容ではなく、 この作品を日本公開すると決めた人達の気持ちだった。 申し訳ないがもっともっと公開を望む台湾映画はたくさんあるような・・・。 おっと失礼。 あくまでも個人的つぶやきですのでご勘弁を。(笑) 一年之初 オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2010-02-09 17:04
| 台湾映画
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