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香港の麻薬市場を牛耳るフェン(劉徳華:アンディ・ラウ)は持病である 糖尿病の静養を兼ね家族とともに海外へ移住するため引退を考える。 彼は自分の片腕として働くリッキー(呉彦祖:ダニエル・ウー)に 全ての仕事を引き継ぐことに決めるが、実はリッキーは8年前に フェンの組織に送りこまれた潜入捜査官だった。 そんなある日リッキーは同じアパートに住む貧しい母子と知り合う。 薬物中毒の夫(古天樂:ルイス・クー)から逃げ出し子供と2人細々と暮らす女 (張静初:チャン・チェンチュー)もまた薬物中毒であった・・・。 麻薬を売る者、買う者、取り締まる者・・・ 陳可辛(ピーター・チャン)プロデュース、爾冬陞(イー・トンシン)監督による 麻薬をめぐる闇の世界を描いた力作だ。 麻薬の製造工程というのを初めて見た。 ミキサーで攪拌して練って固めてオーブンで焼いて・・・ 「なぜ四角い塊りにするかわかるか?運びやすいからだ」 そう言ってジーンズの尻ポケットにスポン、と1塊り入れてみせるフェン。 重度の糖尿病から肝臓を患った白髪まじりの50男。 金は持っているが品格は伴わない下品さが時々顔を覗かせるが 自分の家族は宝物だと思っている・・・ 劉徳華(アンディ・ラウ)の存在感がズッシリと重い。 フェンの身重の妻役に袁詠儀(アニタ・ユン)・・・ この妻が笑顔の裏で夫フェンを操り怖い怖い。 彼女は実生活でも妊娠中だったとのことだがあまりにも肥っていて 申し訳ないが見苦しいという印象。 久しぶりにスクリーンで観たのだが女優業は今後も続けるのだろうか。 (あまり興味ないの、ゴメンね) 「夫がやめられないと言うから自分がやめられることを教えてあげようと 麻薬を始めたら抜け出せなくなってしまった」 そう涙ながらに訴える女。 一瞬同情を誘うようなセリフだが事実は闇の中だ。 フェンが言っていた言葉を思い出す。 「薬物中毒者は平気でウソをつく。麻薬を手に入れるためなら何でもするからな」 自分で売っといて何ほざいてるのさ、と思ったが女が涙ながらに言ったセリフと まるで同じセリフ「妻がやめられないと言うから・・・」を夫の口から聞いた途端に 背筋が寒くなった。 きっかけなど問題ではない。 やってしまったこと自体が取り返しのつかない過ちなのだ。 この夫婦の行きついた先は目を被いたくなるほど悲惨な結末だ。 ある人が言っていた。 「薬物をやめるというのは1度やめるのではなく、『一生やめ続ける』ということだ」 ラストシーンの1人残された彼らの娘だけが一筋の光となった。 2007年 香港映画
by sabunorihk
| 2009-11-02 22:33
| 香港映画 は行
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