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1910年、9回目の武装決起に敗れた孫文(趙文瑄:ウィンストン・チャオ)に対し 清朝政府は懸賞金をかけ命を狙う。 孫文は革命地盤としていた日本を離れ、彼を支援する仲間や 医師時代に彼を支えた看護士のチェン・ツイフェン(呉越:ウー・ユエ)らとともに マレーシアのペナンへと逃れる。 危険にさらされながらも信念のもと、この地で次の革命のための準備を進める 孫文だったが・・・。 孫文の生涯の中でもあまり多く語られていないというペナンで過ごした数ヶ月間。 この時期にスポットを当てて孫文と彼を取り巻く人々を描く。 「革命家」という存在に対してそれほど関心を抱くこともない私だが、 この作品での孫文の弁舌に「なるほど、こうやって人の心を掴んでいくものなのだ」と 少しだけ興味が沸いた。 キーワードは「中国人としての誇りと祖国への愛」。 ペナンで暮らす華僑の金持ち相手に 「海外で成功しても海外は海外。 みなさんはあの美しい祖国で商売を成功させたくはありませんか」 と彼らの懐にするりと入り込み(もちろんハッタリを言っているのではなく 孫文は心からそう考えていたのだろう)資金援助を申し出る人々に囲まれるシーンは 印象的だった。 そんな孫文を陰で支えるツイフェンという女性の存在が大きかった。 彼女自身は密かに孫文との穏やかな生活を望んでいる。 しかし革命の志に燃える孫文を止めることは考えず、ひたすら彼に尽くす。 孫文が革命家として成功をおさめることを確信しながらも、そうなれば学もなく 貧しい家の出の自分が妻になるわけにはいかないと複雑な心境を友人に漏らす。 彼女は孫文が革命に成功した後も彼を追わず、その生涯をペナンで終えたという。 1900年代初頭のペナン。 その美しさと活気に溢れる街並みを見るだけでも私にとっては観る価値のある作品。 おそらくロケ地としてE&Oホテルが使われていたと思う。 (思う・・・というのはエンドロールでの確認ができなかったのだ・・・ この日時間ギリギリに劇場へ飛び込んだところ最前列での鑑賞となってしまい 画面が把握しきれず、エンドロールを追うことなど不可能だったのだ・・・) 昨年訪れたあのホテルではかつてホテルを訪れた有名人たちの写真が飾ってあった。 その中に孫文もあったことを思い出す。 人々の服装もまたイギリス文化とアジア文化が混じり合い、私の好みド真ん中。 孫文が着る麻のスーツに帽子、スーツケースのバスケット。 そしてペナンの富豪華僑シュウ家の娘ダンロン(李心潔:アンジェリカ・リー)が着る 洋服はどれもこれも可愛らしく、目が釘付け状態。 アンジェリカ・リーといえばパン兄弟監督作ではお馴染みの女優。 今回演じたダンロンは頭が良く鼻っ柱の強い自分に正直な女性。 そんな彼女があっという間に孫文の行動に惹かれていくのは納得だ。 できたらもう1度、今度はもっと後ろのシートで鑑賞して細部を把握したい作品。 孫文ー100年先を見た男ー オフィシャルサイト 中国映画
by sabunorihk
| 2009-09-07 10:44
| 中国映画
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