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「売れ筋の歌の95%はラブソングだからラブソングを書け」 プロデューサーにそう言われても恋愛経験のないミウは四苦八苦。 だけどトンと再会し、友情から一歩踏み込んだ気持ちに包まれるとサラリと曲を完成。 曲を披露しながらミウがトンに送る視線はただごとじゃない。 曲の間中照れくさそうに見つめ合う2人の顔を見比べつつトンの隣でジュンが 「え、え、ええっ?」という表情をするのがおかしくて。(笑) ミウという少年は自分の気持ちに素直でその気持ちにブレがない。 エックスたちバンド仲間が薄々2人のことを気づいてからかっても ミウは笑ってやりすごす。 一方のトンはというと。 友人たちからのミウとの仲に対するからかいの言葉に怒り出す。 自分でも自分の気持ちに戸惑い、どうしたらいいのか多分わからなくて。 このトンの気持ちの揺れは当然だろう。 逆にミウの迷いのない姿に優し気な見かけとは違う底知れぬ強さを感じる。 トンはドーナッツというガールフレンドと付き合っている。 これがハタから見てもトンは彼女に全然興味ないよね?とわかるような気のない態度で。 トンは物事を自分で決着づけることから逃げているのだ、いつも。 どうしてなんだろう・・・と思っていたらその理由は彼の母親にあった。 母親はトンの生活・・・それどころか人生全てを管理しようとしていたのだ。 母親の過保護な行動はトンの姉テンの失踪が原因している。 あの時もっと厳しく躾けてテンを友人との旅行なんかに行かせなければ・・・ その後悔が18歳になった今でもトンの学校の送り迎えから始まり生活全てに干渉する 母親にさせてしまったのだ。 この母親の強さが逆に夫や息子との関係を良くない方向へと 流してしまっているのではないか。 そう感じながらも必死にギリギリの場所で生きる母親を責めるのは難しい。 物語の終盤、母と息子の印象的なシーンがある。 クリスマスツリーに飾る人形の場所を決められないトン。 母親は「あなたの好きな場所につければいいわ」と言うがトンは小さな声でこう言うのだ。 「だって母さんは僕が決めたって気に入らなければ直すだろう?」 この時母親は自分が犯した過ちに初めて気づくこととなる。 この母と子の小さな会話をきっかけにトンは初めて自分の人生に 自分なりの決断をする。 その決断というのがまた切ない・・・。 ミウは子供の頃も18歳になった今も泣き方が一緒なんだよね・・・。 私はこの2人の物語はこれで終わりだとは思っていない。 数年後の2人は一体どうなっているのだろう。 ミウはバンドがメジャーになっているかしら。 トンは海外の大学に留学しそうな気がする。 そしてまたバンコクに戻ってきたところから2人の物語は再び始まる・・・ そんな勝手な2人の希望的未来を思い描いてしまうのだ。 「ミウの歌」感想Vol.1はコチラ
by sabunorihk
| 2009-07-17 09:52
| タイ映画
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