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19世紀末期、太平天国の乱が勃発し軍でたった1人の生き残りとなった パン(李連杰:ジェット・リー)は失意のどん底で1人の女(徐静蕾:シュー・ジンレイ)に 助けられ一夜を共にする。 その後パンは盗賊のアレフ(劉徳華:アンディ・ラウ)、ウーヤン(金城武)と出会い 意気投合し、生死を共にする誓いとして義兄弟の契り「投名状」をかわす。 3人が率いる軍は次々と敵軍を倒し、ついには西太后からも信頼を得るまでとなる。 しかしやがてパンの抱く野望により3人の関係は崩れていくのだった・・・。 1970年代に製作された「刺馬」をベースに作られた陳可辛(ピーター・チャン)監督作。 契りを交わした義兄弟が、その中の1人が抱く野望から やがては破滅への道へと進む・・・。 昔から何度となく大陸、香港でリメイクされ続けるこの物語。 どうして彼らはこの手のテーマをこれほどまでに好むのか。 個人的にはもうこのテーマはお腹いっぱい・・・というのが本音だが。 義兄弟の契りを交わすという行為。 昔からよく描かれるのは「指を刃物で切り、互いの血をあわせる」という方法だった。 しかし本作で行われる契り、投名状はそんな生やさしいものではない。 各自が1人づつ目の前で何の恨みもない人間を殺し、罪を共有しあうのだ。 命乞いをする男に向かってパンは言う。 「この顔を覚えておいて来世で復讐するがいい」 私としてはオリジナル版の呪縛から逃れることができず まっさらな作品としての鑑賞が困難だったものの キッチリと手堅くまとめられた作品ではあったと思う。 ただ・・・「香港電影金像奨8部門独占」という事実には「ふ〜ん」という感想だ。 李連杰がよかった。 ほとんど笑わず陰りのある表情はどこか狄龍(ティロン)を思い起こさせる。 偶然にもオリジナル版「刺馬」でのパンにあたる役を演じているのは狄龍だった。 しかし残念なことにパンの心の中が私にははっきりと読み取ることができなかった。 少ない食料で戦う仲間のためにアレフが交わしてきた約束を無視したことから 2人の間に溝が出来たのは事実だ。 オフィシャルサイトによるとパンは仲間からの人望が厚いアレフに対して 嫉妬や羨望を抱いていたという。 そのあたりのパンの心の内がわかりずらかった。 そ、そうだったの!?という印象。 一方パンと一夜を共にしたリィエンも同様。 パンとアレフ、本当に愛していたのはどちらだったのだろう。 リィエン自身ですらわからなかったということか? もしかしたら何から何までまるで違う男性である2人ともを愛していたのかもしれない。 一方金城武が演じるウーヤンは少年がそのまま大人になったような人物。 頭の中と行動が直結しているタイプの男だ。 パンとアレフの間に挟まれ、どうにか3人の関係を修復したいと願う。 そのためにとった行動もまた単純明快、実に彼らしい。 が、それで事が解決するはずもなかろう。 とどめはエンディングテーマ曲。 何が悲しゅうてアルフィーの「メリーアン♪」的歌声でこの作品を〆なければならないのか。 ウォーロード オフィシャルサイト 香港・中国合作
by sabunorihk
| 2009-05-22 11:10
| 香港映画 あ行
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