★掲載画像について★
このブログに掲載されている 画像の転載を禁じます。
カテゴリ
全体 香港映画 あ行 香港映画 か行 香港映画 さ行 香港映画 た行 香港映画 な行 香港映画 は行 香港映画 ま行 香港映画 や行 香港映画 ら行 香港映画 わ行 台湾映画 中国映画 韓国映画 タイ映画 シンガポール映画 インド映画 合作映画 その他映画 香港ドラマ 香港よもやま話 香港映画雑記 ごあいさつ 年間ベスト10 未分類 以前の記事
記事ランキング
タグ
劇場鑑賞(425)
DVD・VCD・ビデオ(144) さ行(113) か行(102) あ行(101) は行(95) た行(86) スカパー(43) ら行(40) ま行(34) な行(16) わ行(14) や行(10) 最新のトラックバック
ブログジャンル
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
画像一覧
|
その昔日本で「少女隊」というアイドルグループがあった。 うん十億円もの資金をプロモーションにかけて鳴り物入りでデビューしたことで 話題になったっけ。 確かその頃は一時的にこんな風にプロモーションにものすごい金額をかけて デビューする少女アイドルグループがもてはやされて「少女隊」の他に 「セイント・フォー」なんていうのもいた・・・メンバーまでは憶えていないが。 さて、その「少女隊」はなぜか香港でも人気があり、彼女たちの二番煎じのように 同じ頃香港で結成された少女グループ「開心少女組」も地元香港で人気急上昇。 その開心少女組のメンバーを中心に作られた「ハッピー・キョンシー」シリーズ第二弾。 第二弾といっても私は第一弾を観ていないのだが。 観たくてもなかなか手に入らないし、そもそも八方手をつくして入手するほど たいした作品じゃないことはわかっているし。(笑) 内容はここに記すのもバカらしいほどどーでもいいストーリー。 制作・脚本・俳優と幅広く活躍するレイモンド・ウォン(黄百鳴)扮する 超能力を持つホイが新任教師として女子高へ赴任する。 ホイが担当するクラスにはBaby会という名のグループを結成して、 くだらないイタズラを仕掛ける少女4人組がいた。 さっそくターゲットにされていたずらされ放題のホイが 彼女たちの尻拭いで訪ねた隣の男子校で女性教師に一目惚れ。 いつしかホイの味方となったBaby会の助けを受けて奮闘するホイに 恋の女神は微笑むのだろうか・・・。 ・・・あぁ書いていてもやっぱりくだらない。(笑) でもこのくだらなさが80年代香港映画らしい香港映画なのだ。 女子高生に扮するのは羅美薇(メイ・ロー)、袁潔瑩(フェニー・ユン)、 陳嘉玲(チャーリー・チャン)、そして孫慧(ビクトリア・スン)の4人。 4人ともに街中でスカウトされて芸能界入りしたという。 日本だとその昔は原宿を歩いていたら・・・なんてパターンが定番だったが、 香港の場合だとどこになるのだろう。 やっぱり銅鑼湾(コーズウェイ・ベイ)あたりか? いやいや意外と沙田(サーティン)あたりが多いのかもしれない。 このうちの1人、チャーリー・チャンがアイドルとしてありえないほど太っているのだが (写真中央)スカウト時にもこの体型だったのだろうか・・・?? 顔はこの中で一番一般ウケするわかりやすいかわいさではあるのだが・・・。 このうちビクトリア・スンを除く3名で開心少女組は結成されたという。 なぜビクトリアだけが開心少女組からはじき出されたのかは私には知る術もなく。 この中で一番の出世頭といえばやっぱり羅美薇(メイ・ロー)だろうか。(↑写真左) なんたって現・張學友(ジャッキー・チュン)夫人だものね。↓ なんでも高級レストランにまでMY皿を持っていくとか? 本当かな〜どう考えてもウソ臭いんだけど。 とまぁ、作品以外のハナシが弾むなつかしの80年代作品なのだった。 1985年 香港映画 #
by sabunorihk
| 2008-03-24 19:12
| 香港映画 は行
こんなにわかりやすくストレートな王家衛(ウォン・カーワイ)監督作品は初めてだ。 深いことを考えるのが苦手なアメリカ人のために懇切丁寧に作った作品だろうか。 恋人に振られ立ち直れないほどの痛手を受けたエリザベス(ノラ・ジョーンズ)。 彼が新しい恋人と食事に来たカフェを訪れ「彼が来たらこれを返しておいて」と オーナーのジェレミー(ジュード・ロウ)に鍵を渡す。 そんなきっかけで閉店後の店に顔を出すようになるエリザベス。 彼女がいつも食べるのは売れ残ったブルーベリーパイ。 2人の距離が徐々に近づいていくように思えたジェレミーだが、 ある日突然エリザベスは旅立つ。 ニューヨークから1,120マイルのメンフィス。 そしてニューヨークから5,603マイルのラスベガス。 それぞれの場所で彼女が出会う人々。 それぞれの場所での出来事を綴った手紙がジェレミーに届く。 遠く離れた2人の間の距離が次第に縮まっていく・・・。 「味も悪くないのにどうしていつも売れ残るのかしら」 ブルーベリーパイを食べながらエリザベスがつぶやく。 「理由なんかないよ。ただたまたま選ばれないだけ。」 さりげなく失恋したエリザベスを慰めるジェレミー。 そんな彼もまた辛い過去を経験している。 ジェレミーの店にあるたくさんの行き場のない鍵たち。 それらの1つ1つにストーリーがつまっている。 相変わらず映像の美しさに心奪われる。 夕暮れのニューヨーク、 メンフィスの猥雑な酒場、 ラスベガスへ向かう車からの風景。 2人のキスシーンは2度。 どちらもジェレミーの店でうたた寝をしてしまったエリザベスにそっとジェレミーが キスをするという同じシチュエーション。 1度目のキスではBGMがなく、ジェレミーの息遣いや胸の鼓動まで 聞こえてきそうな静けさ。 しかしエリザベスが目覚めることはなかった。 (王家衛監督によると実はエリザベスは気づいていて、どうしていいかわからず 寝たふりをしていたらしい) そしてエリザベスがニューヨークへ戻ってからの2度目のキスシーン。 寝ていたはずのエリザベスの手がそっとジェレミーの背中へ。 エリザベスは新しい自分を歩き始める勇気が出たのだ。 誰かが言っていた。 「帰る場所があるから旅はいい。帰る場所がない旅は辛すぎるだろうな」 エリザベスにとっての帰る場所は昔の恋人のいるニューヨークではなく、 ジェレミーのいるニューヨークになった。 この作品で1つだけどうしても許せなかったこと。 エリザベスの持つルイ・ヴィトンのバッグを意味もなくアップにしたシーン。 スポンサーがらみの大人の事情なのだろうがあまりにもあからさまで・・・興ざめ。 マイ・ブルーベリー・ナイツ オフィシャルサイト 香港・フランス合作 #
by sabunorihk
| 2008-03-23 19:13
| 合作映画
北京の路地にある伝統的な家屋、胡同(フートン)で暮らすチン爺さんは93歳。 この道80年の現役理髪師だ。 常連客が寝たきり老人であれば家まで三輪自転車で訪れて散髪したりと毎日忙しい。 そんなある日彼は常連客のミー老人が家で孤独死しているのを発見する。 1人、また1人と知り合いが亡くなっていく中、チン爺さんもそう遠くなくやってくる その日の準備を始めるのだった・・・。 日本にがばいばあちゃんがいるなら中国にはチン爺さんがいる。 こういう生き方は理想だなぁ、とスクリーンを観ながらしみじみと思う。 まさにシンプルで潔い生きざま。 毎朝6時に起床。 必ず毎日5分づつ遅れる時計の針を5分進め、 水の入ったコップから「歯」を取り出し装着。(笑) きれいで真っ白な髪に櫛を入れ身支度を整える。 出張サービスがあるときには三輪自転車で朝から出かけ、 午後は仲間の老人たちと麻雀をして毎晩9時には就寝。 「時間」というものをものすごく重要視する規則正しい生活。 時計の5分の遅れを許さず、起床と就寝時間をきっちり守り、 お昼ご飯だって12時なるまでテーブルの食事に手をつけない。 仲間の老人たちとの麻雀をしながらの会話はなんともシビアだ。 「どこどこの誰誰が亡くなったよ」 こういった情報交換は欠かせない。 そしてBGMがわりにつけっぱなしのテレビから流れる葬儀シーンに一同うなだれる。 若い頃には自分とは無関係だと思えた「死」。 私も最近はそう遠くないこととしてかなり身近に感じるようになっている。 「将来」というコトバよりは「残りの人生」というコトバの方がしっくりくるような。 それならばチン爺さんたちにとっては「死」はまさに背中合わせな存在だろう。 彼の仲間の1人が言う。 「“明日の朝目覚めるのだろうか”と考えながら眠りにつくんだよ」と。 そして常連客だったミーの死を目の当たりにしたチン爺さんはいつ訪れるかわからない 「その日」のための身支度を始める。 「誰も死んじゃいないが葬儀のことで知りたい」と電話で業者に問い合わせ、 死装束として真新しい服を準備し、30~40年ぶりに写真を撮って遺影をこしらえる。 (この遺影の写真がものすごくいい顔をしているのだ!) 息子が訪ねてきてそれらを見て腰を抜かしそうになるのだが。(笑) 「人間死ぬときもこざっぱりきれいに逝かないと」というチン爺さん。 私もチン爺さんのようにシンプルな生活をして、 いよいよの時にはこざっぱりとこの世とおさらばしたいものだ。 胡同(フートン)の理髪師 オフィシャルサイト #
by sabunorihk
| 2008-03-19 19:22
| 中国映画
1940年代日本占領下の上海、そして香港。 香港大学の学生ワン(タン・ウェイ:湯唯)は演劇を通じて仲間たちと抗日活動に 励んでいた。 やがて日本軍傀儡政府の顔役イー(トニー・レオン:梁朝偉)の命を狙う女スパイとして 上海のイーのもとへ送り込まれることとなる。 素顔を隠した2人の死と隣り合わせの愛と思惑。 その末に2人がたどり着く先は一体どこなのか。 香港で鑑賞してぼんやりと不明瞭だった部分が日本語字幕のお陰で やっと靄(もや)が晴れた気分だ。 それでも考えれば考えるほど疑問は浮かぶ。 イーは本当にワンの正体を知らなかったのだろうか。 イーの妻(ジョアン・チェン:陳冲)は夫とワンの関係に疑問を抱かなかったのだろうか。 あの麻雀仲間の1人がイーとただならぬ関係だったのだろうか。 自分の見逃したシーンにさまざまな伏線が隠されている物語なのだと思う。 上海、香港、そして再び上海と舞台を移しながら物語は進む。 ワンが立ち寄るカフェ、上海の街並み、イーの屋敷の重厚な調度品・・・ 大道具から小道具1つ1つに至るまで全てに心を動かされる。 そして更にチャイナドレスにトレンチコート、小脇に抱えるクラッチバッグ・・・ クラシカルなワンのファッションもまた美しい。 「快走」 ワンのしぼり出すようにつぶやいたこの短い一言でどれだけの人間の運命が 決まってしまったか。 学生運動の延長のような無邪気な抗日活動をしていた彼らの行き着く結末を 彼ら自身想像していただろうか。 一方生きながらえるイーがこの先誰かを愛することは一生ないだろう。 それにしても158分という長さをまるで感じさせないことに改めて驚く。 この長さで鑑賞を尻込みしている方がいるとしたら、心配ご無用。 それを理由に見逃すにはあまりにも惜しい作品だ。 最後に蛇足ではあるがあのボカシは気分をそがれてよろしくない。 そういう意味では香港バージョンの方がドップリと最後までアン・リーの描く世界に 気持ちよく身を委ねることができた。 ラスト、コーション オフィシャルサイト 「色/戒 ラスト・コーション」香港版感想 中国・台湾・香港・アメリカ合作 #
by sabunorihk
| 2008-02-05 19:23
| 合作映画
意外とレスリー・チェン主演作を観ていない。 自分でも不思議だがタイミングがあわず見逃したまま、という作品の多いことよ。 そんな中で爾冬陞(イー・トンシン)監督作だということで20年たってやっと観た本作。 好き〜。 決して感動大作ではないけれど愛しくて抱きしめたくなる作品。 なんで今まで観ていなかったのだろう、バカバカ私。 当時レスリー・チェン自身、「今まで出演した作品で一番好き」と語っていたという。 映画を作り始めて10年、シン(張國栄:レスリー・チェン)の作品は一般受けせず 資金集めに行き詰っていた。 ここ1年というもの、恋人のメイ(カレン・モク:莫文蔚)の完全なヒモ状態。 そんなある日友人のプロデューサー、チャン(羅家英:ロー・カーイン)の口ききで どうにかスポンサーが見つかる。 ところが要求されたのはシンの目指す芸術性の高い作品ではなく、 三級片(ポルノ映画)だった・・・。 「理想と現実」。 好きなことを仕事にしようと考えたら誰もがぶつかる壁だろう。 追い続ける理想と現実の折り合いのつけどころ。 正解がわかれば誰も悩みはしないのだ。 撮影当初シンの撮る「色情男女」に携わる人々誰もがこの作品を愛していない。 スタッフはそれぞれ第一線からははじかれた面々だし、 主演女優のモニク(スーチー:舒淇)はスポンサーの愛人で、 ろくに演技もできないのにシンを見下す態度。 監督のシンですら「生活のため仕方なく作る」という姿勢がみえみえだ。 そんな中、唯一自分の立場を客観的に見つめて他人に気を使いつつ この作品に接するのが主演男優のワー(エルヴィス・チョイ:徐錦江)。 それは彼の性格によるところもあるのだが、彼にしたってたとえ三級片であっても 妻子を養う大事な仕事、むやみに棒に振るワケにはいかないのだ。 こんなバラバラな彼らがドタバタと撮影が進むにつれ、徐々に心が通い合う。 「やめて〜襲わないでぇ〜」と棒読みセリフでプライドばかりが高いモニクの演技に 真剣みが加わり、相手役のワーに対する敬意の念も生まれる。 シンとモニク、ワーとの信頼関係もできてくる。 それはスタッフたちとも同様だ。 1つの目標に向かって進む同志たち。 世間で言うところの一流ではない彼ら1人1人を丁寧に描く爾冬陞 (イー・トンシン)監督はやっぱりステキだ。 映画業界を描くこの作品、俳優たちのカメオ出演も楽しめる。 大御所映画監督に黄秋生(アンソニー・ウォン)。 バーでイヤミな発言をしてさっさと消える。(笑) そしてなんといっても爾冬陞(イー・トンシン)ならぬ爾東陞(イー・トンシン)監督役の お線香の青雲こと劉青雲(ラウ・チンワン)。 すでに巨匠の風格さえある彼だが芸術性を重要視する作品を作るため さっぱり客足が伸びない。 思い悩んだ彼はなんと入水自殺をしてしまうのだ・・・! 香港映画界が抱えるジレンマ。 香港での映画事情をちょっとでも知っている人ならきっとわかると思う。 香港で客が入る作品は1にも2にもコメディ、アクション。 ストーリーよりも娯楽性。 芸術性なんてクソ食らえ。(あら、失礼) 今では少々事情も変わったと思うが一昔前の香港はまったくもってそうだった。 この作品でも三級片をイヤがるシンに対しチャンが言う。 「王家衛(ウォン・カーワイ)のつもりか。それより王晶(バリー・ウォン)を目指せ。」 それに対しシンが切り返す。 「それなら邱淑貞(チンミー・ヤウ)が必要だ」 個人的にウケました。(笑) 個人的にはメイとシンが住むアパートが窓の外に派手な看板がバンバンあって お気に入り。 ああいう部屋に住みたかったのよ・・・。 1996年 香港映画 #
by sabunorihk
| 2008-01-30 19:32
| 香港映画 さ行
|
ファン申請 |
||