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トゥヤー(余男:ユーナン)はダイナマイトの爆発事故で下半身不随になった夫 バータルと2人の子供とともに暮らしていた。 男手を失った家族の中でトゥヤーが担う仕事はあまりにも過酷で ついには彼女までも身体をこわしてしまう。 このままでは家族4人いき倒れると心配した夫バータルの姉から離婚を勧められる。 「弟は自分が面倒をみるから、あんたは子供2人を連れて再婚しなさい」と。 考えた末についにトゥヤーはバートルとの離婚、そして新たな再婚を決意する。 ただし結婚相手へ1つだけ条件をつけて。 それは「バータルも一緒に生活すること。」 のほほんと暮らす私にはギリギリの人生を生きているトゥヤーの気持ちを 推し量ることなど所詮できないのかもしれない。 毎日数回に渡って井戸まで水を汲みに往復する。 トゥヤーの日々の仕事はすなわち生きるために必要不可欠な作業だ。 ここでの生活で大人の男手がなく生きていくということはかなり過酷なこととなる。 生きるためにトゥヤーが選んだ道を誰も責めることはできない。 彼女にとって誰1人欠けることなく家族を守ること、それが全てだ。 しかし一方でバータルにとって彼女の選択した道はどう映ったのだろうか。 彼は1度として自分の意見を言うことはない。 妻が他の男の妻となり、同じ屋根の下で「元夫」という立場で暮らすということ。 どんな立場にせよ、妻や子供たちと一緒に暮らすこと以上の幸せはないということか。 最後まで私にはバータルの心の底がわからなかった。 夫婦とは そして家族とは その定義とは一体何なのか? そんな疑問を抱えながら物語のラストで涙を流すトゥヤーをただ見つめた。 2006年 中国映画 <中国映画の全貌2009にて鑑賞> トゥヤーの結婚 オフィシャルサイト
by sabunorihk
| 2009-04-05 07:07
| 中国映画
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