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「少林サッカー」から遡ること20年。 サッカーとカンフーの融合スポーツ映画といえばまず挙げなければいけないのは 元彪(ユンピョウ)主演のこの作品「チャンピオン鷹」だろう。 20年ぶりに観たら・・・あら〜元彪の笑顔のかわいらしいこと! やっぱり柴田恭兵に似てるなぁなどとつぶやいてみても、きょうびの若者は その柴田恭兵すら知らないかもしれない。ちっ。 ストーリーはものすごく香港映画らしい勧善懲悪の世界。 田舎で身体の不自由なおじを助けながら一緒に生活をしていた李堂(リートン) (ユンピョウ:元彪)はあることから田舎を追われて都会へと向かう。 ひょんなことからプロサッカーチームの一員となるが、 所属チームの花形選手キング(ディック・ウェイ:狄威)が八百長をやっていると知り、 敵対するチームに移籍し親友のキド(チャン・コッキョン:張國強)とともに大活躍する。 ラストのハイライトは李堂とキングのチームの試合シーン。 CGを使うわけでもなく、大雨の中で行われる試合は意外にも(!)観ごたえあり。 もちろんそこかしこでカンフーなども取り入れつつ。 田舎での生活で鍛えた足を頼りに靴を脱ぎ捨てドロドロのグランドで サッカーボールを追う元彪の姿はブラボー! そしてもちろん若き日のディック・ウェイも頑張っている。 精悍な顔つきとキリリとした眼差しがどこか李小龍(ブルース・リー)を彷彿とさせる 彼だが相変わらず惚れ惚れとする悪役ぶり。 この試合で負けたら李堂かキング、どちらかが足を切られるという 「でました!香港映画」的な笑うに笑えないオチがついているのだが もちろん足を奪われてしまうのはキングなワケで、ラストでは足を失ったキングが 物乞いになりさがっている・・・という子供に観せたらしばらく夢でうなされそうな作品だ。 ところで今でこそサッカーは日本人の間で完全に市民権を得ているが 1980年代には今ほどの盛り上がりはなかったと思う。 しかし香港では昔からサッカーは国技(国じゃないけど)と言えるほど 人気のスポーツで、サッカー選手から芸能界へと転職した俳優もいる。 その中で一番の出世頭といえば親指おやじ曾志偉(エリック・ツァン)だと思うが、 本作に出演する張國強(チャン・コッキョン)もまたその1人だ。 ・・・というのを今日知った。(笑) ということはあの20年前に数回に渡って行われた日本VS香港芸能人対抗 サッカー大会にもジャッキー、元彪、エリック・ツァン、アラン・タム校長、 マイケル・ウォンらとともに参加していたのかもしれない。 いや、絶対いたはずだ。 あの時の録画ビデオ・・・一体いづこへ・・・。(涙) この張國強(通称KK)がとにかく甘い顔つきでかわいい。 名前はものすごく印象に残っているのだがどの作品で観ているのかわからない。 唯一わかったのが台湾のもこみちと一時騒がれたデュラン・グオ主演「雨音に君を想う」。 主役の少女の身体の不自由な兄の役をやっていたのが彼だった。(らしい) 思い出してみると確かにあの顔な気がする。 この「チャンピオン鷹」、今回観直してみるとある意味元彪&張國強のダブル主演という 感じの作品だった。 というかサッカーシーンで張國強なしではショボいコトになってしまったのだろう。 ま、日本での知名度を考えると元彪ばかりがクローズアップされたのも仕方ないけどね。 元彪の唄う英語だか広東語だかわからないテーマ曲も○。(一応英語だ 笑) 2人の軽〜いウォーミング・アップシーンはこちらから。 1981年 香港映画
by sabunorihk
| 2008-04-22 11:46
| 香港映画 た行
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