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お帰りなさい、易智言(イー・ツーイェン)監督! 「藍色夏恋」以来の長編映画だなんて・・・待たせ過ぎじゃありませんか! (「藍色夏恋」と本作の間にオムニバス作品「関於愛(about love) 」が あったことを今になって知った。台北編・・・私のお気に入りだったパート。 あれは易智言監督の作品だったのね。加瀬亮くんがキュートだったなぁ💛) 学級費の支払いを親に言い出せない貧乏高校生4人組が 学級費を工面するため体育館に放置状態の孫中山(孫文)の銅像を 盗んで売る作戦を思いつく。 ところが別の誰かもまた同じ計画を企てていることが発覚し・・・。 ビンボーは子供にとって選択の余地のない状況だ。 それでも阿左(詹懷雲)をはじめとしたこの物語に登場する少年たちは その自分の境遇をビンボー自慢として明るく語ることができる。 それはビンボーであっても家族関係がうまくいっているからだろう。 しかし小天(魏漢鼎)だけは違う。 「子供も孫もずっとビンボー」と笑いながら言う仲間の言葉を遮るように 「そんなのいいはずがない」と溢れる思いを口にする小天を抱きしめたくなる。 阿左は小天に手を組もうと素直に手を差し伸べる。 しかし小天は頑なに心を閉ざし自分だけで銅像を持ち去ろうとする。 手伝おうとする阿左をつき飛ばし駄々っ子のように暴れる小天の姿は 世界中を敵にまわしもがき苦しむ彼の現状を私達に突きつける。 それでもきっと大丈夫。 人間の不幸と幸せの割合なんてみんな一緒なのだ。 小天には性格が正反対の阿左とともにビンボーなんか吹き飛ばして 明るい未来を切り開いて欲しい。 とまぁ、物語の裏側にはシビアな今の台湾の格差社会への問題提起が あるものの、それを前面に押し出すことなくジャンルとしては 青春コメディとして作られているのが易智言監督の素晴らしさだ。 主演の二人は「藍色夏恋」で陳柏霖(チェン・ボーリン)と桂綸鎂 (グイ・ルンメイ)を監督自身がスカウトしたのと同様に 街でスカウトしたとのこと。 二人とものびのびとした実にいい演技を見せてくれているのだが、 私は不思議で仕方がない。 なぜならばスカウトする時には彼らの演技の可能性は全くの未知数ではないか。 しかし作品が出来上がってみれば彼らは期待に応えてくれている。 監督には俳優としての演技の可能性までも見抜くことができるのだろうか。 ん⁉︎ 考えてみたらこの作品、生身の可愛い女子がほとんど登場していない! 2014年台湾映画〈「大阪アジアン映画祭2015」にて鑑賞〉
by sabunorihk
| 2015-03-18 22:49
| 台湾映画
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