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チェン(何超儀:ジェシー・ホー)の夢はヴィクトリア湾を臨むマンション 「ヴィクトリアNo.1」に住むこと。 仕事を2つ掛け持ちし、必死の思いで頭金を貯めた彼女がいよいよマンションを購入 という段階になって株式市場の高騰を理由にマンションの持ち主が売値を上げてしまう。 それでもどうしてもマンションを手に入れたいチェンは恐るべき計画を実行する・・・。 今まで彭浩翔(パン・ホーチョン)監督作品を手放しで面白い!と思ったことがない。 悪くはないのだけれどどうにもしっくりこないというか、心にスコーンと響かないというか。 しかし本作は気に入った。 クラクラするほど情け容赦ない殺戮シーンがこれでもかと続くのだが どんなにおぞましい殺戮を繰り返してもチェンという女性を憎むことができない。 それはヤクザまがいの地上げ屋による嫌がらせで立ち退きを迫られる幼馴染の男の子、 「俺のようになるな。しっかり勉強して金をかせぐんだぞ」と言い続けた父親、 両親をヴィクトリア湾を臨めるマンションに住ませてあげたいという願い・・・ そういう「家」に対する強い思いが彼女の根っこにドッシリと巣を作って 彼女という人間を形成しているから説得力があるのだ。 ・・・ただ、あまりにも「家を手に入れること」に執着しすぎるあまり それより大切なものたちを切り捨ててしまうチェンの姿は悲しい。 病気の父親、罪のないヴィクトリアNo.1の住人たち・・・ 欲しいものを手に入れるため、人間としての心を捨ててしまった彼女が この先ヴィクトリア湾を眺めながらどんな人生を送っていくのだろう。 「ここまでスプラッタにする必要があったのか?」 という質問に対して監督が答える。 「必要はなかった。でも私自身が大のスプラッタ好きなので単に私の趣味です」 私は逆にここまでやってくれたからこそ彭浩翔監督が好きになった。 「ここは是非観て欲しいというポイントは?」という質問には 「切り落とされた男性の〇〇。切り落とされてから命を終えるまでの形状や 動きや質感や分泌物や・・・さまざまなものにこだわり抜いた。」 と予想外の回答が。(笑) 日本公開時にもう1度鑑賞することになったとしたら、 そのあたりをしっかり注目して鑑賞したいと思う。(笑) 本作は5月28日東京・シアターN渋谷を皮切りに全国順次ロードショーの予定。 大阪はシネ・ヌーヴォでの公開が決定しているそうだ。 2010年 香港映画<大阪アジアン映画祭2011にて鑑賞>
by sabunorihk
| 2011-03-11 18:08
| 香港映画 た行
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